世界銀行東京事務所ニュースレター
2024年(令和6年)3月号
バンガ総裁:世銀改革などについてCGD会長と公開対談(2/5)
バンガ総裁は、Center for Global Development(CGD)Masood Ahmed会長との公開対談に臨み、世界銀行改革の進捗などについて意見交換しました。
バンガ総裁:保証業務の抜本見直しを発表(2/28)
ブラジル開催のG20財務大臣・中央銀行総裁会議で、バンガ総裁は、保証業務の抜本見直し(窓口の一本化、手続きの迅速化、年間保証量の3倍増(2030年目標保証額:200億ドル)等)を発表しました。本発表に先立ち、主要民間金融機関トップをメンバーとするPrivate Sector Investment Lab(日本からはMUFG亀澤CEOが参加)の皆様にご助言頂いております。
ウクライナ
世界銀行は、ウクライナ・欧州委員会・国連と連名で、同国復興・復旧費の推計(4,860億ドル:73兆円)を発表しました。また、東京でのウクライナ経済復興推進会議に前後し、東京開発ラーニングセンター(TDLC)Pablo所長がJICA主催「Connecting with Ukraine ~日ウクライナパートナーシップの強化と共創~」に参加した他、IFC(国際金融公社)とJBIC(国際協力銀行)の間で、環境・インフラ分野やウクライナ・周辺国支援での協力強化を図る覚書を締結しました。
国際保健:HSR(Health Systems Research Symposium)@長崎
本年11月、第8回HSRシンポジウムが長崎で開催されます。これに先立ち、世界銀行駐日代表は長崎大学を訪問し、金子学長特別補佐(海外拠点研究担当)・三輪教授(経済学部)他と意見交換すると共に、山本教授(熱帯医学研究所)の最終講義(国際保健学の射程~人類史的視点からの挑戦~:武見厚生労働大臣ビデオメッセージあり)を聴講した他、長崎市役所で鈴木市長を表敬しました。
JICA国際協力エッセイコンテスト2023表彰式
世界銀行駐日代表は、JICAエッセイコンテスト高校生の部審査員として表彰式・座談会に参加しました。
【写真提供:JICA】
主な来日スタッフ
- 世界経済見通し(GEP):Ayhan Kose副チーフエコノミストほか
- 世界銀行が支援する各国案件の調達:Christopher Browne主任調達専門官ほか
- 南アジア担当副総裁:Martin Raiserほか
スタッフ採用(日本政府支援):募集開始(3/19締切)
日本政府(財務省)支援による日本人を対象とした採用枠(JPO・MC)の募集手続きが始まりました。2年の期間終了後は、勤務実績を踏まえ1~3年の延長が可能です。募集ポストなど詳細は、右記QRコードからご確認下さい。
TDLC:大阪市との共催による研修(1/29~2/2)
TDLC(東京開発ラーニングセンター)は、大阪市と共に、公共交通指向型開発(TOD)をテーマとした対話型研修(TDD)を実施しました。本研修ではUR(都市再生機構)・東急電鉄株式会社から、国・地方自治体の役割や各種制度の設計について、また、大阪市(都市計画局)からは、都市・交通の一体開発について説明があった他、うめきた駅、難波駅、千里中央駅を訪れ、中心ビジネス街や再生地区、住宅地区などの開発を視察しました。TDLCが招聘した各国参加者は、官民パートナーシップ(PPP)の重要性、住みやすさ、地価の上昇、経済の効率性等を学びました。
東京防災ハブ:APECワークショップ支援(2/22)ほか
東京防災ハブが開催協力したAPECワークショップ(水文気象リスクファイナンス@ペルー)では、出席した国立研究開発法人土木研究所水災害・リスクマネジメント国際センター(ICHARM)小池センター長より、レジリエンス強化の意思決定に役立つモデリングの重要性を指摘しました。この他、東京防災ハブは、本部スタッフ来日の機会を捉え、宇宙航空研究開発機構(JAXA)や日本のスタートアップ企業などとの意見交換の場を設け、衛星データやデジタルツールを活用した水害・ヒートアイランド対策などについて議論しました。
UR2024(防災グローバルフォーラム:6/16~21@兵庫県姫路市)
兵庫県庁・姫路市役所を始めとする関係先皆様のご協力を得て、世界銀行防災グローバルフォーラム(UR2024)の参加登録・宿泊予約の受付が始まりました(詳細はQRコードからご確認頂けます)。皆様のご参加をお待ち致します。
(編集:世界銀行東京事務所 開 裕香子)
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