特集

グローバル・インフラストラクチャー・ファシリティー(GIF)

2016年4月20日

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「グローバル・インフラストラクチャー・ファシリティー(GIF)」は、グローバルかつ開かれたプラットフォームで、民間資金を導入し得る、複雑な官民連携インフラ案件の組成を目的としています。

インフラストラクチャー(社会基盤)は、経済成長・競争力強化・雇用創出・貧困削減に重要な役割を担っています。良質で持続可能な社会基盤への投資は、各世帯への基礎サービスの提供、産業の生産性向上、農業の市場へのアクセス、持続可能な都市開発、貧しい内陸国における国際貿易の足掛かりの提供、気候変動対応型社会への移行を促進します。

しかし、過去十年にわたる経済成長にも関わらず、途上国や新興国の人々にとって信頼性が高く低廉なインフラサービスへのアクセスは限られています。この社会基盤の不足は多大な経済的及び社会的費用を生んでいます。世界全人口の約2割を占める約13億人が未だ電力へのアクセスがなく、約7億6千8百万人が清潔な水を入手できず、25億人に適切な公衆衛生インフラが用意されていません。28億人が木材などの固形燃料を調理に使用し、10億人が舗装道路から2キロ以上離れた場所に住んでいます。

この途上国・新興国におけるインフラ投資需要を満たすには年間1兆ドル以上の追加投資が必要です。しかし、既存の財源(特に公的セクターによるファイナンス)では十分でなく、このインフラ需要を満たすには重大なファイナンス上の課題があります。このファイナンスギャップを埋めるべく、民間金融機関及び機関投資家は、国際開発金融機関及びドナー国とともにグローバル・インフラストラクチャー・ファシリティー(GIF)を設立しました。

GIFは、途上国及び新興国のインフラ投資に関心のある国際開発金融機関、民間金融機関及び政府の取り組みを一体化し、単一機関では実行不可能で複雑な事業を達成するための協調を促進するプラットフォームです。

GIFの民間セクターパートナーだけで12兆ドルの運用資産を保有しており、リスクを適切に反映した収益機会への投資の多角化を追求しています。持続可能なインフラ投資案件のパイプラインを構築し、インフラ利用ニーズと投資意欲とを結びつけることで、GIFは途上国のインフラ事業へ数十億ドル規模の資金還流を可能にします。

GIFは2015年4月に、1億ドルの初期資産で運営を開始しました。当初3年間は「パイロット期間」として運営し、その間にGIFのコンセプト・事業・パートナーシップモデルがテストされます。パイロット期間中、少なくとも10~12案件が実行され、GIFのモデルがセクター、地域など広範囲に亘って試されるとともに、パイロット期間中の追加支援の検討も視野に入れた将来的なファイナンスサポートについてのコンセプトもテストされます。

今般、GIFは案件組成支援のためのアプリケーションの受付を開始いたしました。詳細、ご応募方法については、こちら(英語)をご覧ください。






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