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世界経済見通し

概要

                                                                       世界経済予測

世界経済は2021年、景気後退後としては80年来で最大の5.6%の成長が見込まれる。主要数カ国の急速な回復によるものであり、回復の様相は一様ではない。多くの新興国・途上国(EMDE)のは依然として、ワクチン接種の遅れが経済活動の足かせとなっている。EMDEの約3分の2では、国民一人当たり所得の昨年の減少が2022年までに完全に解消されることはないだろう。世界経済の先行きは今なお、新型コロナウイルス感染症の感染再拡大の可能性とEMDEの高い債務レベルによる財政的圧迫など、深刻な下振れリスクが影を落としている。政策担当者は、物価安定と財政の持続可能性を図りつつ回復を推進し、成長のための改革に向けて取組みを続けていく必要があるだろう。

  2018 2019 2020e 2021f 2022f 2023f
世界 3.2 2.5 -3.5 5.6 4.3 3.1
先進国 2.3 1.6 -4.7 5.4 4.0 2.2
新興国・途上国 4.6 3.8 -1.7 6.0 4.7 4.4
   東アジア・大洋州地域 6.5 5.8 1.2 7.7 5.3 5.2
   ヨーロッパ・中央アジア地域 3.5 2.7 -2.1 3.9 3.9 3.5
   ラテンアメリカ・カリブ海地域 1.8 0.9 -6.5 5.2 2.9 2.5
   中東・北アフリカ地域 0.6 0.6 -3.9 2.4 3.5 3.2
   南アジア地域 6.4 4.4 -5.4 6.8 6.8 5.2
   サブサハラ・アフリカ地域 2.7 2.5 -2.4 2.8 3.3 3.8
すべてのデータはExcelファイルとしてダウンロードできます。            

地域別予測

大半のEMDEにおける回復は、感染症流行による打撃を埋め合わせるのに十分ではないとみられる。2022年にも、いずれの地域のGDPも危機以前の水準を下回ったままだろう。その背景には、現在の感染症流行だけでなく、重い債務負担や、潜在的成長の原動力が損なわれていることなど、以前から続く要因がある。特に、観光業に依存した小国は、移動制限が解除されない限りわずかな回復しか見込めないだろう。全地域共に、引き続き新型コロナウイルス感染症の感染再拡大、債務レベル上昇により悪化する財政的圧迫、予測よりも深刻な感染症の影響、社会不安の高まりの危険に対して脆弱な状況にある。

東アジア・大洋州地域:経済成長率は2021年に7.7%、2022年に5.3%%となる見込みである。詳細は地域別概要(英語)を参照。

ヨーロッパ・中央アジア地域:経済成長率は今年は3.9%、来年は3.9%となる見込みである。詳細は地域別概要(英語)を参照。

ラテンアメリカ・カリブ海地域:経済成長率は2021年に5.2%、2022年は2.9%になる見込みである。 詳細は地域別概要(英語)を参照。

中東・北アフリカ地域:経済成長率は今年は2.4%、来年は3.5%になる見込みである。詳細は地域別概要(英語)を参照。

南アジア地域:経済成長率は2021年に6.8%、2022年は6.8%%になるとみられる。詳細は地域別概要(英語)を参照。

サブサハラ・アフリカ地域:経済成長率は2021年に2.8%、2022年は3.3%になるとみられる。詳細は地域別概要(英語)を参照。

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