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世界経済見通し

概要

                                                                       世界経済予測

新型コロナウイルス感染症は世界に甚大なショックをもたらし、多くの国で景気が急速に冷え込んだ。ベースライン予測では、2020年の世界の国内総生産(GDP)は5.2%縮小する見込みである。これは過去数十年間で最悪の世界的不況を意味する。2020年は、ほとんどの新興国・途上国で国民1人当たり所得が減少する。新型コロナウイルス感染症の世界的流行は、その影響を和らげ、脆弱層を保護し、将来同様の事象が発生した場合に適切に対応するための政策措置の導入が急務であることを強調している。インフォーマル・セクターと限られたセーフティネットに起因する課題に対応し、強固かつ持続可能な成長を実現する改革を実行することも不可欠である。

  2017 2018 2019e 2020f 2021f
世界 3.3 3.0 2.4 -5.2 4.2
先進国 2.5 2.1 1.6 -7.0 3.9
新興国・途上国 4.5 4.3 3.5 -2.5 4.6
   東アジア・大洋州地域 6.5 6.3 5.9 0.5 6.6
   ヨーロッパ・中央アジア地域 4.1 3.3 2.2 -4.7 3.6
   ラテンアメリカ・カリブ海地域 1.9 1.7 0.8 -7.2 2.8
   中東・北アフリカ地域 1.1 0.9 -0.2 -4.2 2.3
   南アジア地域 6.5 6.5 4.7 -2.7 2.8
   サブサハラ・アフリカ地域 2.6 2.6 2.2 -2.8 3.1
すべてのデータはExcelファイルとしてダウンロードできます。          

地域別予測

感染者の急増と様々な感染抑制策により、多くの新興国・途上国では経済活動が急激に縮小した。また、成長予測はすべての地域で大幅に下方修正された。多くの国が思い切った財政・金融政策支援を実施し、より深刻な悪影響の発生を回避した。こうした措置にもかかわらず、2020年はすべての新興国・途上国地域で国民1人当たり所得は減少すると予測されており、その結果、数百万人が再び貧困に陥る可能性が高い。

東アジア・大洋州地域:新型コロナウイルス感染症の世界的流行が引き起こした混乱により、2020年の経済成長率は1967年以来最低の0.5%まで落ち込むと予想される。詳細は地域別概要(英語)を参照。

ヨーロッパ・中央アジア地域:ほぼ全ての域内諸国で景気が後退し、経済成長率は4.7%低下する見通しである。詳細は地域別概要(英語)を参照。

ラテンアメリカ・カリブ海地域:新型コロナウイルス感染症の世界的流行に起因するショックにより、2020年の経済成長率は7.2%低下する見通しである。詳細は地域別概要(英語)を参照。

中東・北アフリカ地域:新型コロナウイルス感染症の世界的流行と原油市場の低迷により、経済成長率は4.2%低下する見通しである。詳細は地域別概要(英語)を参照。

南アジア地域:新型コロナウイルス感染症の世界的流行の緩和措置によって消費やサービス活動が阻害され、今後の感染流行の不確実性により民間投資が冷え込んだ結果、2020年の経済成長率は2.7%低下する見通しである。詳細は地域別概要(英語)を参照。

サブサハラ・アフリカ地域:2020年の成長率は過去最大の2.8%減となる見通しである。詳細は地域別概要(英語)を参照。

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