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日本とのパートナーシップ

世界銀行東京事務所ニュースレター

2023年(令和5年)6月号

世界銀行グループの総裁交代

The World Bank
6月1日、第13代総裁デイビッド・マルパス氏(2019年4月9日~)が退任しました。翌2日には、ジェネラル・アトランティック社副会長、マスターカードCEOなどを務めたアジェイ・バンガ氏が第14代総裁として就任しました(任期5年)。これに先立ち、理事会は、世界銀行グループの改革(World Bank Group Evolution)や途上国が直面する難題の解決に向け共に取り組んでいきたい旨の声明を発表しています。
 

G7(新潟・広島)への参加

G7財務大臣・中央銀行総裁会議@新潟(5/11-13)
G7財務大臣・中央銀行総裁会議@新潟(5/11-13)

マルパス総裁は、世界銀行グループが二大目標とする貧困削減・繁栄の共有の前進には、成長回帰のための政策の推進や途上国への投資拡大が重要である旨を強調しました。

G7サミット@広島(5/20-21)
G7サミット@広島(5/20-21)

マルパス総裁は、成長の鈍化、債務、ウクライナ、中国の影響力伸長などについて各国首脳と意見交換した他、平和記念公園・資料館を訪問し、哀悼の意を表しました。
 

多数国間投資保証機関(MIGA:ミガ)の動き

俣野MIGA長官との意見交換
5月30日、世界銀行国会議員連盟(会長:松本総務大臣、事務局長:小田原潔先生)は、俣野MIGA長官との意見交換に臨み、世界銀行グループの改革、ウクライナ、債務、日本人職員を巡る課題などを議論しました。長官からは、G7首脳宣言の中で、ウクライナにおけるMIGAの取り組みへの言及があったことについても紹介があり、日本政府への謝意が表されました。
 

G7長崎保健大臣会合記念・国際シンポジウム@長崎(5/15)

グローバルヘルスに関する国際シンポジウム@長崎(5/15)
G7長崎保健大臣会合開催を記念し、長崎大学と共に、国際シンポジウム「長崎から世界へ:国際保健課題の解決に向けて」を開催しました(主催者代表:河野学長・マーティ副総裁)。本会合では、加藤厚生労働大臣、秋野財務副大臣、大石長崎県知事、鈴木長崎市長、冨岡前衆議院議員からご挨拶を頂き、世界銀行Somanathanプラクティスマネージャー、長崎大学熱帯医学・グローバルヘルス研究科と連携するロンドン大学衛生熱帯医学大学院Hanson教授の両名が基調講演した他、国際医療福祉大学大学院・山本教授、GHIT Fund(グローバルヘルス技術振興基金)國井CEOをお招きし、バングラデシュの保健大臣やカンボジアの保健副大臣など各国保健当局の代表者と共に、保健システム・保険財政の強化等について意見交換しました。
 

世界銀行グループの改革へのご意見を募集しています

世界銀行グループの改革へのご意見を募集
世界銀行グループの改革(World Bank Group Evolution)について、ご意見をお寄せ下さい(期限:7月31日)。右記QRコードより、これまでの経緯や本年4月の開発委員会に提出された文書などをご確認頂けます。
 

TDLCの動き:ソマリア市長フォーラム、マダガスカルで技術協力

TDLCの動き:ソマリア市長フォーラム、マダガスカルで技術協力
東京開発ラーニングセンター(TDLC)は、世銀プロジェクト2件に技術支援しました。5月15~18日、「ソマリア都市強靭性プロジェクト・フェーズIIの計画と投資プログラムに関する市長フォーラム」(@ケニア)では、鈴木元浜松市長などの参加も得て、脆弱性・紛争・暴力下での都市開発について意見交換。また、5月22~25日、「アンタナナリボ統合都市開発・強靭性事業」(マダガスカル)の技術ミッションに参加し、日本の専門家と共に都市マスタープランの強化・投資実施のための参加型セッションに臨みました。
 

東京防災ハブの動き:防災グローバル・ファシリティ(GFDRR)ドナー会議、日本政府代表者を共同議長に選出

世界銀行グループにおける防災の取り組みをリードする防災グローバル・ファシリティ(GFDRR)では、ドナー会議共同議長として日本政府の代表者が選出されました。選出に当たり、各国からは、東京防災ハブが主導する防災の取り組みへの期待が表明された他、国連防災機関(UNDRR)より、仙台防災枠組(2015~2030)に係る中間評価ハイレベル会合の報告もありました。
 

東京事務所職員紹介

諸橋美春:MIGAプログラムアシスタント
諸橋美春:MIGAプログラムアシスタント

2023 年4月より現職。MIGA(多数国間投資保証機関)東京事務所及びシンガポールを始めとするアジアハブのアシスタント業務を担当。着任前は、三菱UFJモルガンスタンレー証券でリテール・法人営業に従事した後、ベンチャー企業(日本酒の造り酒屋)にて執行役員を務めIR・広報・事務・商品開発などに従事。フィリピン、メキシコ、ドイツなど計9年間海外在住。ファイナンシャルプランナー、証券外務員、保険営業などの各種資格を保有。上智大学外国語学部ドイツ語学科卒。
 

(編集:世界銀行東京事務所 開 裕香子)

 

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*IBRDとIDAのコミットメントを含む。

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