クリストファー・パブロ世界銀行TDLCチームリーダー(左)と岡田康裕 加古川市長(右)写真提供:世界銀行
クリストファー・パブロ世界銀行TDLCチームリーダー(左)と岡田康裕 加古川市長(右)写真提供:世界銀行
2025年4月23日、TDLCは加古川市を訪れ、岡田康裕市長と会談しました。加古川市は人口約25万人を擁し、市の名前の由来にもなっている加古川が市の中心を流れています。河川敷の整備や「かわまちづくり」など、水辺空間を活かしたまちづくりが進められているほか、ウェルビーイング指標を活用した施策や、SDGs未来都市としての取り組みを通じて、持続可能な地域づくりが推進されています。また、ごみの減量やリサイクルの推進、適正処理の強化による循環型社会の形成が進められているほか、高砂市、稲美町、播磨町と連携した広域的な廃棄物処理体制の構築など、都市間連携や官民連携(PPP)によるユニークな取り組みも展開されています。
会談では、加古川市の岡田市長と、クリストファー・パブロTDLCチームリーダーが率いるチームが、都市課題への対応や今後の協力の可能性について意見を交わしました。岡田市長は、今年2月にワシントンD.C.で開催された世界銀行都市・強靭性・土地(URL)フォーラムに参加しており、5月には同市職員が「都市の廃棄物管理」に関する都市開発実務者向け対話型研修(テクニカルディープダイブ:TDD)に参加する予定です。会談では、加古川市が進める「かわまちづくり」をはじめとする共通の関心分野における協力の可能性についても、建設的な議論が交わされました。
TDLCチームと加古川市職員が今後の協力について意見交換を行う。写真提供:世界銀行
加古川河川敷の整備の様子を視察するTDLCチーム。写真提供:世界銀行