Skip to Main Navigation
 イベント

世界銀行モーニングセミナー(第89回)「人的資本指標2020:新型コロナウイルス感染症拡大下の人的資本」

2020年12月18日

東京

マルチメディア

Image
click
ビデオ
  • 世界銀行は2020年9月16日、新報告書「人的資本指標2020:新型コロナウイルス感染症拡大下の人的資本」(The Human Capital Index 2020 Update: Human Capital in the Time of COVID-19)を発表しました。新報告書では、新型コロナウイルス感染症の世界的流行により、最貧国を中心に、過去10年間にようやく達成された保健・教育分野の成果が損なわれかねないと分析しています。知識、技能、保健等、人が生涯をかけて蓄積する人的資本を高めるよう投資することが、子供の潜在能力を引き出し、すべての国で経済成長を加速させるための鍵です。

    同報告書には、世界人口の98%を占める174カ国の保健と教育分野について2020年3月までのデータが掲載されており、新型コロナウイルス感染症の世界的流行が始まる以前の子供の保健・教育に関する基準値を示しています。同報告書の分析によると、感染症流行以前には大半の国が子供の人的資本構築において着実に前進し、特に低所得国における進捗が目覚ましいものの、感染症流行の影響が出始める前にも、平均的な国で生まれた子供は、良質な教育を受け良好な健康状態である場合と比べ、潜在的な人的資本をわずか56%しか発揮できないとみられていました。

    今回のモーニングセミナー(第89回)では、同報告書の執筆担当チームを主導したロベルタ・ガッティ世界銀行人間開発担当チーフエコノミストが、ワシントンより日本の皆様向けにライブストリーミングで同報告書主なポイントをご紹介しました。

    日時

    2020年12月18日(金)午前8時~午前9時(日本時間)

     

    スピーカー

    Image
    ロベルタ・ガッティ
    世界銀行 人間開発担当チーフエコノミスト

    世界銀行人間開発指標の共同創設者で、サービスデリバリー指標データイニシアティブを統括している。1998年、ヤングプロフェッショナルとして世界銀行入行し、開発リサーチグループのマクロ経済ユニットに配属。労働経済・家計経済、政治経済、成長、社会的包摂性に関する理論・実証研究を中心に、Journal of Public Economics、Journal of Economic Growth、Journal of Development Economics に発表している。ブルガリア事務所に駐在の後、中東・北アフリカ地域総局人間開発担当セクターマネージャー兼主任エコノミスト、その後にヨーロッパ・中央アジア地域総局人間開発担当セクターマネージャー兼主任エコノミストとして、高齢化、スキル、仕事、年金、社会的セーフティネット、ロマ一体性などを統括した。ワルシャワ事務所駐在時は、ポーランド政府との労働市場改革に関する政策対を担当し、その後には労働グローバルリードとして世界銀行のグローバルな労働アジェンダを主導した。Jobs for Shared Prosperity: Time for Action in the Middle East and North Africa、Being Fair, Faring Better: Promoting Equality of Opportunity for Marginalized Romaなど世界銀行の主要報告書や、人的資本プロジェクト報告書の執筆も担当。ボッコーニ大学で学士号、ハーバード大学で経済学博士号を取得。ジョージタウン大学、ジョンズ・ホプキンス大学で教鞭も執っていた。

    当日の資料:Human Capital 2020(英語、PDF)



    関連

    世界銀行モーニングセミナーシリーズ
    過去に開催された同セミナーシリーズの資料をダウンロードいただけます

     

イベント詳細

  • 日時: 2020年12月18日(金)午前8時~午前9時
  • 言語: 英語(日本語への通訳なし)
  • お問合せ: 世界銀行東京事務所・大森 TEL: 03-3597-6650
  • komori@worldbankgroup.org