2013年10月9日から11日まで、熊本市および水俣市において、「水銀に関する水俣条約外交会議」が開催され、水銀によるグローバルな環境汚染や健康被害を防止するための「水銀に関する水俣条約」の採択及び署名が行われる予定です。
同条約の中で、地球環境ファシリティ(GEF)は、資金メカニズムとして指定されています。同条約の批准と水銀汚染に対する早期対策を促進するため、GEFは途上国資金支援という重要な役割を期待されています。
本セミナーでは、GEFの役割とこれまでの地球環境保全支援の取り組み、世界規模での水銀汚染への対策、新たな条約のもとでの支援方針などをご紹介します。
プログラム
- 開会挨拶
- 講演
瀧口 博明 地球環境ファシリティ(GEF)
気候・化学物質担当上級環境専門官 - コメント
- 質疑応答
GEFは、国際機関、市民社会団体 (CSOs)、民間セクターと連携しながら、加盟国183か国の政府と一体となって、各国が進める持続可能な開発イニシアティブを支援しています。独立した環境ファンドであるGEFは、生物多様性、気候変動、国際水域、土地劣化、オゾン層保護、化学物質に取り組むプロジェクトを対象に、資金を提供しています。
世界銀行は、GEFのプロジェクト実施機関のひとつであり、プロジェクトの準備や実施などGEFが資金提供する活動について、GEF評議会への説明責任を負っています。また、世銀はGEF事務局の運営やGEFの資金管理を支援しています。