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仲 浩史

副総裁 兼 総監査長

2014年7月7日付、世界銀行グループ副総裁兼総監査長に就任。内部監査人協会・専門職的実施の国際フレームワークの監査プロセスに基づき、組織のガバナンスやリスク管理、統制プロセスの有効性を評価・改善するため、強いリーダーシップと体系的且つ統制のとれたアプローチの牽引を担う。

世界銀行グループ入行以前は、日本国財務省にて国際局担当審議官を務め(2012年~14年)、任期中は、マネーロンダリング防止とテロ資金対策、経済制裁立案および実施、外国為替及び外国貿易法に基づく経済制裁規定に従った内部統制システム制定を日本国内の銀行に向けに義務付ける新規定の導入、ASEAN5諸国との二国間金融協力及びASEANプラス3諸国の多国間金融協力の強化、などに取り組む。

1983年から2012年の間は省内の様々なポストを歴任し、2012年にはIMF・世界銀行グループ年次総会ホスト国総会準備事務局長として、年次総会を成功裏の開催に導いた。2008年から2009年までは、国際局総務課長や開発政策課長として、人事・予算の管理や世界金融危機対応のための開発・経済政策の策定と実施に従事。2003年には米州開発銀行財務局次長として、COSO全社的リスクマネジメントの適用や資本市場・会計部門の監督に尽力。2003年以前は、金融監督庁監督部金融会社室長として消費者金融機関の監督、日本輸出入銀行海外投資研究所研究員(ロンドン駐在)としてアジア通貨危機の分析と本省への報告、東京国税局総務部総務課長として15,000人を超える職員や労働組合および報道関係の管理、在ロサンゼルス総領事館領事、在ソ連大使館書記官、などで活躍。

京都大学法学部卒業。埼玉大学大学院経済科学研究科では、銀行規制法、国際金融システムなどの分野について博士課程の学生に向けて教鞭をとる。1994年に『銀行法の解説』を共著し、金融財政事情研究会より出版。



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