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BRIEF 2025年7月17日

TDLC、インドネシア国際インフラ会議に参加し、日本の拡大生産者責任(EPR)の取組みを紹介

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「上流から下流へ:インドネシアにおける統合型廃棄物管理インフラを可能にするための世界の拡大生産者責任(EPR)制度からの学び」に参加した久保田利恵子TDLCプログラムオフィサー(右から3番目)とその他パネリストたち。


世界銀行東京開発ラーニングセンター(TDLC)は、インドネシア政府からの招待を受けて、2025年6月12日にジャカルタで開催された「インドネシア国際インフラ会議(ICI)2025」に参加しました。本会議は、インドネシア国家インフラ・地域開発調整省の主催により開催され、2日間にわたって実施されました。インドネシア国内外から3,000名以上が参加し、廃棄物管理を含むさまざまな分野におけるインフラ投資の機会について議論が行われました。

TDLCの久保田利恵子プログラム・オフィサーは、テーマ別セッション「上流から下流へ:インドネシアにおける統合型廃棄物管理インフラを可能にするための世界の拡大生産者責任(EPR)制度からの学び」に登壇し、日本のプラスチック包装に関するEPR制度を紹介しました。発表では、日本においてプラスチックのリサイクルが、政府、市民、生産者、リサイクル事業者といった関係者による「責任の共有」によってどのように実施されているかが説明されました。

参加者からは、「責任の共有」という手法は、地域主導のリサイクル活動を活用することで、インドネシアの廃棄物リサイクルにも応用可能であるとの声があがり、このアプローチが今後策定されるインドネシアのEPRに関する国家法令に組み込まれることへの期待も示されました。このセッションには、関係省庁、民間企業、市民社会組織(CSOs)、実務者など、100名を超える参加者が対面で出席し、インドネシアにおいてEPRをどのように実践していくかについて活発な議論が交わされました。

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久保田利恵子TDLCプログラムオフィサー(中央)からは、日本のプラスチック包装に関するEPR制度を紹介。