プレスリリース

世界銀行グループ、発育阻害の危機と食糧価格乱高下を受け栄養プログラムへの支援を拡大

2013年6月6日



ワシントン 2013年6月6日 – 北アイルランドのロック・アーンで今月末に開催されるG8サミットを目前に控えた6月8日にロンドンで開かれる「成長のための栄養」ハイレベル会合に向けて世界銀行は、途上国の母子栄養プログラムに対する直接的支援を、2011-12年の2億3000万ドルから、2013-14年はその3倍近い6億ドルまで引き上げると発表した。追加支援5億4000万ドルのうち90%は、最貧困層のための世銀基金である国際開発協会(IDA)から提供される。

「栄養不良の結果、世界全体で1億6500万人の5歳未満児の発育が阻害されています。これが貧困の現実です」とジム・ヨン・キム世界銀行グループ総裁は述べている。「妊産婦と乳幼児の栄養に対する世界の投資拡大に向けた英国政府のリーダーシップは賞賛に値します。この分野への投資は、貧困をなくし繁栄の共有を実現するための、最もハイリターンな投資のひとつです」

今回の追加支援は、農業、教育、社会的保護、水と衛生などの栄養に深く関わる非保健セクターにおいて既に世銀グループが進めている取り組みに加えて行われる。

世界的な食糧価格の乱高下が続く中、世銀グループは、農業分野の取り組みについても、栄養面での成果向上を視野に見直すと発表した。また、全プロジェクトの半数以上で栄養不良への取り組みを行う世界農業食糧安全保障プログラム(GAFSP)の目覚しい進歩を指摘した。世銀グループはまた、発育阻害や低体重児の割合が特に高い国々に対して技術協力と分析作業による支援を拡大し、発育阻害を世銀グループのコーポレート・スコアカードの新たな指標として追加する。

過去10年間(2002-12年)、IDAは弱い立場にある母子5200万人以上に対して、命をつなぎ暮らしを向上させる栄養サービスに支援を提供した。食糧危機の際には、IDAは世界食糧対応プログラム(GFRP)を通じて、労働の対価としての現金プログラム、種子と肥料の配布、食糧をはじめとするセーフティネット支援に8億3600万ドルの緊急支援を行うとともに、強靭な社会の構築を促進した。IDA被支援国での主な成果としては、92万3000人に対する学校給食プログラムの提供、29万3000人の妊婦及び授乳期の母親への栄養補助剤や栄養に関する教育の提供、69万6000人の児童に対する栄養分野での支援、170万人の労働の対価としての現金または食糧プログラムの一環としての雇用、8万6000世帯への現金給付プログラム、24万4000人に対する食糧供給、850万農家への種子と肥料の提供が行われた。

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プレスリリース番号:
2013/445/HDN

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