IMFと世界銀行は2020年IMF・世界銀行春季会合をバーチャル形式に変更する共同計画を実施することで合意しました。下記の質問と回答(Q&A)には、各国政府代表、市民社会団体、議員、報道機関などの春季会合出席者にとって、これがどのような意味を持つか、さらなる詳細を記載しています。s.
春季会合が中止される理由は何ですか?
- 春季会合は中止されておらず、私たちのIT関連、また、バーチャル接続機能を活用して開催される予定です。世界中の皆様と同様に、私たちも新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の状況変化と、この感染症に伴う人的被害を深く憂慮しています。本ウイルスに関連した健康上の懸念が高まる中、IMFと世界銀行グループ、また、両機関の理事会は、2020年IMF・世界銀行春季会合をバーチャル形式で行う共同計画の実施に合意しました。私たちの目的は、春季会合出席者・職員の健康と安全を確保しつつ、加盟国のために効果的に活動することです。
2020年春季会合に出席するためにワシントンDCを訪問する政府代表はいるのでしょうか?
- 公式会合に出席する少数の代表者を例外とする可能性がありますが、政府代表者はワシントンDCを訪問しての春季会合参加を行いません。IMFと世界銀行グループは、遠隔形式で公式協議、また、関連する主要な報告書の記者会見を実施します。
- IMFと世界銀行グループの両機関が政策助言・分析の共有に全力を尽くすことに変わりはなく、ITやバーチャル接続機能を最大限活用して全ステークホルダーと実りある対話を維持できるようにします。
国際通貨金融委員会(IMFC)と合同開発委員会(DC)の開催はどうなるのでしょうか?
- IMFと世界銀行グループは、国際通貨金融委員会(IMFC)と合同開発委員会(DC)の会合を進める予定です。国際通貨金融委員会の会議形式についてはまだ検討中ですが、合同開発委員会はバーチャル形式で開催されます。
- 国際通貨金融委員会と合同開発委員会に参加する政府機関代表者には詳細の連絡が秘書局長から、また、IMFと世界銀行グループのそれぞれの理事室から届く予定です。
「バーチャル会議」形式とは何を意味するのですか?
- 「バーチャル会議」とは、ITやバーチャル接続の能力を最大限活用することです。これを補うかたちで、世界銀行グループやIMFのウェブサイトやSNSアカウントなどオンライン上のプラットフォーム、オンライン記者会見センター、その他のデジタルコミュニケーション手段も使っていきます。IMFと世界銀行は、政策助言・分析の即時共有、また、この新しく変更された春季会合形式を通じた全ステークホルダーとの実りある対話の維持に、変わらず全力を尽くします。
「世界経済見通し(WEO)」「国際金融安定性報告書(GFSR)」「財政モニター」など旗艦報告書の公表についてはどうですか?
- IMFの主要報告書はこれまでに予定されている通りの日程で公表されます。バーチャル形式での記者会見もIMFのオンライン記者会見センターにて配信されます。IMFの報道機関担当チームが今後の記者会見スケジュールについて近日中にご連絡する予定です。
- 世界銀行グループのメディア担当チームがバーチャル形式のみの会合に先だって記者会見スケジュールをご連絡します。
バーチャル形式の春季会合に参加するためには登録が必要ですか?
- 必要ありません。参加者のいずれのカテゴリー(各国代表、オブザーバー、ゲスト、プレス、市民社会団体)についても登録は停止されています。これまでに確認された登録はすべてキャンセルされます。
- 国際通貨金融委員会と合同開発委員会の公式会合参加について手配を行うために、IMF秘書局長と世界銀行グループ官房長が政府当局と直接、調整を行います。
メディアのイベント参加はどのように行いますか?
- ジャーナリストはIMFオンライン記者会見センターと世界銀行オンライン記者会見センターにアクセスすることで記者会見に参加できる予定です。各種記者会見の報道機関による視聴方法についての詳細、また、放送用素材の受け取りについては、IMF(media@imf.org)と世界銀行(press@worldbank.org)のメディア担当チームにご連絡ください。
春季会合が対面で行われない場合でも、市民社会の声が確実に届くようにするにはどうすれば良いのでしょうか?
- 情報共有、対話、協議を世界、地域、各国レベルで行うことで、市民社会団体の声に耳を傾けることに世界銀行とIMFは注力しています。春季会合以外での市民社会団体との関与を通常通り継続する予定です。また、春季会合中にどのような形式での関与が可能か助言する市民社会の代表者グループとの協力を進める予定です。
議会ネットワークについてはどのような対応を提案されていますか?
- 議員と議会ネットワークは、世界銀行グループとIMFの加盟国への関与にとって、とても重要な要素です。2020年春季会合の形式が変更されるため、ワシントンDCで予定されていた議会ネットワークの対面での諸会合は秋まで延期されます。IMFと世界銀行グループの広報チームが、電話会議などデジタルのコミュニケーション形式を必要に応じて用いて、議会ネットワーク参加者との関与を継続する予定です。
IMFと世界銀行のイベントプログラムはどうなりますか?
- IMFと世界銀行のイベントプログラムは、春季会合がバーチャル形式に変更されることになったため、中止されることになりました。2020年年次総会では通常形式でイベントプログラムが再び実施されることが見込まれています。
IMF・世界銀行の春季会合と年次総会で対応策が実行されるのは今回が初めてですか?
- IMFと世界銀行は、2001年9月11日に起こったニューヨークとワシントンDCの同時多発テロ事件を受けて、同様の特例措置を講じました。その際には複数の政策会合が延期された上で、別の開催地で実施されました。