世界銀行の各地域総局では半年に1度(春と秋)、地域内の経済概況と展望をまとめた半期経済報告を発表しています。このうちアフリカ地域担当チーフエコノミスト室は、2023年4月5日に「アフリカの鼓動:アフリカ経済動向分析2023年4月版」(Africa’s Pulse, April 2023 Edition)を発表しました。同報告書では、サブサハラ・アフリカ地域における経済成長は鈍く、不透明な世界経済、高いインフレ率、投資の急激な減速に引きずられていると指摘しています。
今回のセミナーでは、同報告書をとりまとめたセザール・カルデロン世界銀行アフリカ地域担当チーフエコノミスト室リードエコノミストが、ワシントンよりオンラインで日本の皆様向けに同報告書の主なポイントをご説明しました。
日時
2023年5月10日(水)午前8時~午前9時(日本時間)
スピーカー
世界銀行 アフリカ地域担当チーフエコノミスト室 リードエコノミスト
2005年、世界銀行入行。ラテンアメリカ・カリブ海地域総局チーフエコノミスト室、金融・民間セクター開発総局チーフエコノミスト室、世界開発報告(WDR)執筆担当室に勤務。世界金融開発報告(GFDR)2013年版、世界開発報告(WDR)2014年版の執筆担当チームの一員。オープンエコノミーのマクロ経済、成長と開発(特にインフラ開発と対外戦略の実質的インパクト)に従事。ローチェスター大学より経済学修士号および経済学博士号取得。ペルー国籍。
発表資料
AFRICA UPDATE : Africa's Pulse vol. 27 - Leveraging Resource Wealth During The Low Carbon Transition (英語、PDF)