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 イベント

世界銀行グループTICADセミナーシリーズ第33回(世界銀行モーニングセミナー 第149回)「アフリカの鼓動:アフリカ経済動向分析2022年10月版」

2022年10月20日
東京

世界銀行の各地域総局では半年に1度(春と秋)、地域内の経済概況と展望をまとめた半期経済報告を発表しています。このうちアフリカ地域担当チーフエコノミスト室は2022年10月4日、「アフリカの鼓動:アフリカ経済動向分析2022年10月版」(Africa’s Pulse, October 2022 Edition)を発表しました。 

世界経済が向かい風を受け、インフレ率上昇と、貧困削減の進捗鈍化に直面するアフリカ各国の経済成長が減速しています。金利上昇と債務拡大に直面するアフリカ各国が、人々の雇用、購買力、開発成果の維持をめぐり難しい選択を迫られているところに、スタグフレーションのリスクが高まっています。同報告書では、サブサハラ・アフリカ地域(SSA)の経済成長率は、2021年の4.1%から2022年は3.3%に減速すると予測しています。同報告書4月版の予測を0.3%下方修正したもので、その主な要因は、アフリカで生産される一次産品に対する中国の需要低迷など、グローバル経済の減速にあります。ウクライナでの戦争は、それでなくても上昇していたインフレ率をさらに押し上げ、企業投資と家計消費の両方を低下させることで経済活動を圧迫しています。2022年7月現在、33のSSA諸国の内、データが入手可能な29カ国のインフレ率は5%を超え、内17カ国は2けたインフレに直面しています。

今回のセミナー(モーニングセミナー第149回)では、同報告書をとりまとめたセザール・カルデロン世界銀行アフリカ地域担当チーフエコノミスト室リードエコノミストが、ワシントンよりオンラインで日本の皆様向けに同報告書の主なポイントをご説明しました。 

日時

2022年10月20日(木)午前8時~午前9時(日本時間) 

スピーカー紹介 

The World Bank
セザール・カルデロン
世界銀行 アフリカ地域担当チーフエコノミスト室 リードエコノミスト 

2005年、世界銀行入行。ラテンアメリカ・カリブ海地域総局チーフエコノミスト室、金融・民間セクター開発総局チーフエコノミスト室、世界開発報告(WDR)執筆担当室に勤務。世界金融開発報告(GFDR)2013年版、世界開発報告(WDR)2014年版の執筆担当チームの一員。オープンエコノミーのマクロ経済、成長と開発(特にインフラ開発と対外戦略の実質的インパクト)に従事。ローチェスター大学より経済学修士号および経済学博士号取得。ペルー国籍。

プレゼンテーション資料

Africa’s Pulse Oct 2022: SPECIAL FOCUS "Food System Opportunities in a Turbulent Time"(英語、PDF)

 

世界銀行グループ TICADセミナーシリーズ

アフリカ開発会議(TICAD)はアフリカの開発をテーマとする国際会議で、1993年以降日本政府が主催し、世界銀行も共催しています。第1回から第3回は東京で、第4回と第5回は横浜で開催され、3年に一度の開催となって2016年8月27日~28日、第6回が初めてアフリカのケニアで、2019年8月28日~30日、第7回が横浜で、そして2022年8月27日~28日、第8回がチュニジアで開催されました。世界銀行東京事務所では、TICADとアフリカ各国の課題と展望に関するTICADセミナーシリーズを2015年10月に開始し、主にアフリカ地域におけるビジネスに従事されている企業の皆様向けに、同シリーズをモーニングセミナーの枠で継続的に開催しています。

過去のTICADセミナーシリーズ

 

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世界銀行モーニングセミナーシリーズ

イベント詳細

  • 日時: 2022年10月20日(木)午前8時~午前9時(日本時間)
  • 言語: 英語(日本語への通訳なし)
  • お問合せ: 世界銀行東京事務所・大森 TEL: 03-3597-6650
  • komori@worldbankgroup.org