世界銀行は2021年6月9日、新報告書「都市バスシステムにおける官民パートナーシップ:プロジェクト発掘・準備のための分析フレームワーク」(Public-Private Partnerships in Urban Bus Systems: An Analytical Framework for Project Identification and Preparation)を発表しました。今世紀の初頭、ブラジル、コロンビア、メキシコにおいて都市バス運営のための官民パートナーシップ(PPP)が成功を収めました。こうした仕組みを、世界各地の多くの都市において応用しようという取り組みが行われてきました。PPPの仕組みを導入したこれらの都市では、急速な都市化、大気汚染の増加、交通事故の増加という問題に直面するなかで、公共交通システムを改善しました。同報告書では、様々な事例を取り上げつつ、発展途上国の都市におけるPPPの導入には、地域の状況に対応してカスタマイズされた取り組みがが必要であると分析しています。
今回のモーニングセミナー(第113回)では、同報告書をとりまとめたアレハンドロ・ホヨス・ゲレロ世界銀行運輸グローバルプラクティス上級運輸専門官が同報告書の主なポイントを、オンラインでスペインから日本の皆様に向けてご紹介しました。
日時
2021年7月30日(金)午後5時~午後6時
*開催時間を変更いたしました。
スピーカー

世界銀行 運輸グローバルプラクティス 上級運輸専門官
主にラテンアメリカ・カリブ地域における都市交通プロジェクトを担当。持続可能性と交通プロジェクトの効果の最大化に注力している。マドリード・カルロス3世大学で法学修士号(LLM)および経済学学士号、ICEXの支援を得て国際ビジネス学修士号を取得。2012年、業務分析官として世界銀行に入行し、それ以来、様々な都市におけるプロジェクトに従事してきた。
発表資料
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