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 イベント

世界銀行モーニングセミナー(第100回)「ヨーロッパ・中央アジア地域経済報告 2021年春版:データ、デジタル化、ガバナンス」

2021年4月13日

東京

マルチメディア

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  • 世界銀行の各地域総局では半年に1度(春と秋)、地域内の経済概況と展望をまとめた半期経済報告を発表しています。このうちヨーロッパ・中央アジア地域総局は2021年3月30日、「ヨーロッパ・中央アジア地域経済報告 2021年春版:データ、デジタル化、ガバナンス」(Europe and Central Asia Regional Economic Update, Spring 2021: Data, Digitalization, and Governance)を発表しました。

    同報告書では、ヨーロッパ・中央アジア地域の新興国・途上国は、輸出の回復と工業一次産品価格の安定化が2020年後半のパンデミック再燃と最近の新規感染拡大に部分的に相殺され、今年の経済成長は3.6%と予想しています。2021年の緩やかな成長は、COVID関連の混乱による2020年の2%の縮小に続くもので、トルコでの予想を上回る回復と同地域の最大の経済国であるロシアの回復により縮小は予想よりも小さく、工業生産の回復、輸出需要の増加、一次産品価格の上昇、財政および金融支援がこの結果に貢献しました。最も大きな打撃を受けたのは、サービスおよび観光に大きく依存している国々では、ソーシャルディスタンシングと移動制限により、最も大きな打撃を受けました。パンデミックの影響が徐々に弱まり、貿易と投資が勢いを増すにつれ、同地域の成長は2022年に3.8%に伸びると予想されますが、見通しは依然として非常に不透明であり、パンデミックが予想よりも長く続くと、ワクチン接種の遅れ、世界的な金利上昇と投資家の鈍化による国際金融環境の悪化、地政学的な緊張などにより、成長が鈍化する可能性があります。

    今回のモーニングセミナー(第100回)では、同報告書のとりまとめを担当したマイケル・ロクシン世界銀行ヨーロッパ・中央アジア地域担当チーフエコノミスト室リードエコノミストが、ワシントンよりオンラインで日本の皆様向けに同報告書の主なポイントをご説明しました。

    日時

    2021年4月13日(火)午前8時~午前9時(日本時間)

     

    スピーカー

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    マイケル・ロクシン 
    世界銀行 ヨーロッパ・中央アジア地域担当チーフエコノミスト室 リードエコノミスト

    ノースカロライナ大学で経済学博士号を取得後、1999年ヤングエコノミストプログラムで世界銀行開発経済総局(DEC)入行。現職前は、開発データグループでリードエコノミストおよびマネージャーを務めた。貧困・不平等の測定、労働経済、応用経済などのリサーチプロジェクトに従事し、途上国世帯に対する危機・公共サービスの効果の測定手法の開発に携わってきた。世界銀行の自動経済分析のためのソフトウェア・プラットフォーム(ADePT)も率いている。


    当日の資料: Europe and Central Asia Regional Economic Update, Spring 2021 : Data Digitalization and Governance(英語、PDF)
     

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    世界銀行モーニングセミナーシリーズ

イベント詳細

  • 日時: 2021年4月13日(火)午前8時~午前9時(日本時間)
  • 言語: 英語(日本語への通訳なし)
  • お問合せ: 世界銀行東京事務所・大森 TEL: 03-3597-6650
  • komori@worldbankgroup.org