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 イベント

第7回アジア・スマートシティ会議

2018年11月14-15日

横浜

共創による革新に向けた「マーケットプレイス」~スマートシティ・プロジェクトの創出と都市の創造的な変革への挑戦~

  • 新たなテクノロジーは、都市における市民サービスを静かに、そして根本的に変化させつつあります。また、それはサービスの提供方法にとどまらず、根底にある経済活動やファイナンスのあり方も大きく変えてしまうほどです。2050年の世界予測によると、人口は97億人に達し、うち60億人は中間所得層であり、また都市人口の増加が顕著になると推定されています。世界経済は、2−3倍に成長する見込みであり、そのような成長の大半は、現在、開発途上国で生じています。革新的技術は、急激な成長に伴うインフラの不足やサービスの停滞、古いモデルからの脱却に悩む都市に対して明るい展望をもたらします。

    このたび、横浜市、世界銀行東京開発ラーニングセンター(TDLC)、アジア開発銀行研究所(ADBI)は、2018年11月14-15日に「第7回横浜アジア・スマートシティ会議」を共同開催します。世界中の国々から参加者が集まり、包括的かつ強靭で、持続可能な都市を創出するためにこのような革新的技術をどのように活用できるかを議論、提示します。

    日時

    2018年11月14日
    (8:30 参加受付)
    9:15~9:45 イントロダクション
    10:00~12:30 分科会1(テーマ1-4の分科会を同時開催)
    14:00~16:30 分科会2(テーマ5-8の分科会を同時開催)

    2018年11月15日
    (8:30 参加受付)
    9:30~10:35 包括的な都市開発 パネルディスカッション
    10:55~12:00 革新的な技術 パネルディスカッション
    14:00~17:00 全体会議 

    【11月14日 分科会の構成】

    これらのセッションは、開発途上国の意思決定者らとソリューション提供者らのマッチングを促進する目的としています。都市の代表者はモデレーターと共に特定の開発課題を発表し、国内外からのソリューション提供者(企業、学術機関など)が、技術や製品、能力開発支援など、課題に対処するためのソリューションを提案します。

    テーマ1:水(上下水道)と廃棄物
    テクノロジーは、上下水道、公衆衛生、一般廃棄物管理の業務、特に運営管理、モニタリングなどに関するサービス提供の効率性を確保するという点で、重要な役割を担っています。

    テーマ2:輸送とモビリティ
    発展途上国は依然として輸送インフラが大きく遅れていますが、自動車による輸送が急速に拡大する可能性があります。その中で、汚染の低減や省エネルギー、渋滞の削減に加え、交通安全の向上と経済成長の促進につながる、マルチモーダル戦略が採用される可能性もあります。

    テーマ3:エネルギー効率
    省エネルギーは、日本におけるスマートシティの取組の中核になっています。最近の民間主導のイニシアチブにはどのようなものがあるのでしょうか。

    テーマ4:災害レジリエンス
    危険の正確な予測、モニタリング、報告は、効果的な防災に向けたスマートで迅速な意志決定に重要です。自然災害による経済的・社会的損害を軽減する上で、テクノロジーはどのように役立つでしょうか。

    テーマ5:スマートシティに向けた都市インフラの提供
    IoTなどのテクノロジーによって、膨大なデータ(構造化/非構造化データ)が生成されています。都市やそのステークホルダーが、データに裏付けられた都市計画や都市管理のために、こうしたデータポイントを利用するには、どうすればよいでしょうか。また、こうしたデータを、部門を超えて管理・共有する方法や、こうしたデータを市民へのサービス提供の改善につなげる方法について、議論を行います。

    テーマ6:土地開発におけるビッグデータ/オープンデータの活用
    都市化のペースや範囲に関するデータの改善は、インフラ開発や産業政策、環境計画、土地管理の向上につながる可能性があります。利用可能な膨大なデータを土地開発の向上に活用するには、どうすればよいでしょうか。

    テーマ7:製造業と産業の革新
    新たなテクノロジーによって、ものづくりの在り方に変化が起きており、製造業の風景が塗り替えられつつあります。これによって発展途上国では産業化や労働生産性、雇用創出にどのような影響が生じ、またそこにはどのような機会があるのでしょうか。

    テーマ8:スマートテクノロジーを活用した市民参加
    スマートテクノロジー(インターネット、携帯電話、その他情報をデジタルで収集、保存、分析、共有するためのツール)が、世界各地で急速に普及しています。しかし「デジタル化の配当」、つまりこうしたテクノロジーの活用による幅広い開発上のメリットは、実現が遅れています。多くの場合、スマートテクノロジーによって成長の加速や機会の拡大、サービス提供の改善が見られるものの、その全体的な影響は不十分であり、配分にもばらつきがあります。スマートテクノロジーの時代において、どうすれば包摂的な開発を実現できるでしょうか。

    【11月15日 パネルディスカッション詳細】

    セッション1:包括的な都市開発(9:30-10:35)
    総合的な都市開発を促進するためにどのような組織が必要か、部分最適に陥ることなく全体最適を達成し、市民サービスを向上させるためにはどうすればよいのか。このセッションでは、前日の午前中の議論に基づいて、都市開発に関する包括的な議論を行います。

    セッション2:革新的な技術(10:55-12:00)
    このセッションでは、前日の午後の分科会の取りまとめを行いながら、今後の社会の枠組みを大きくと変えるゲームチェンジング・テクノロジーとは何か、また、こうしたテクノロジーは都市開発にどのような影響をあたえるのかについて議論を行います。

    【11月15日 全体会議】

    オープニングセッション:
    日本政府または国際機関のリーダーによる基調講演を行います。

    ラウンドテーブルセッション:
    パネルディスカッション形式により、アジア各都市のリーダーや開発事業者等がスマートシティ開発に関する取組の発表を行い、スマートシティに関する議論の結果を参加者と共有します。

イベント詳細

  • 日程: 2018年11月14日(水)~15日(木)
  • 場所: ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル (アクセス方法は、下記「関連項目」をご覧ください)
  • 言語: 英語・日本語(同時通訳付)
  • お問合せ: 世界銀行東京開発ラーニングセンター TEL:03-3597-1333