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プレスリリース 2020年10月21日

日本生命がサステナブル・ディベロップメント・ボンドに投資 <栄養不良問題への取り組みに賛同 >

2020年10月21日 東京-世界銀行(正式名称:国際復興開発銀行(IBRD)、ムーディーズ: Aaa、スタンダード&プアーズ: AAA)はこの度、期間15年、総額1億5,000万豪ドルのサステナブル・ディベロップメント・ボンドを発行し、日本生命保険相互会社が全額を購入しました。本件は、人的資本蓄積のための栄養改善の重要性を債券発行と同時に発信する初めての取り組みとなります。

世界銀行のサステナブル・ディベロップメント・ボンドとは、「極度の貧困の撲滅」と「繁栄の共有の促進」の実現に向けて世界銀行が途上国のために取り組むあらゆる分野の開発プロジェクトを支援する事を目的に発行する債券です。栄養改善事業を拡充するためのグループ全体のプロジェクトの総額は49億ドルで、内10億ドルは世界銀行(IBRD)のプロジェクトです。世界銀行は栄養改善を人的資本形成や経済成長促進の鍵と考えています。栄養改善により、幼少期を良好な栄養状態で育った子どもは学習能力が向上し、成人後の生産性も高くなり、将来的に貧困に陥る可能性が低くなります。

日本生命の中島俊浩 取締役常務執行役員は次のように述べています。「世界銀行が今回発行するサステナブル・ディベロップメント・ボンドへの投資を通じ、グローバルに深刻化している栄養問題解決に向けた世界銀行の意義深い取り組みに貢献できることを大変嬉しく思っています。当社は、あらゆる企業活動において、バリューチェーン全体を通じて“安心・安全で持続可能な社会”の実現に貢献することを目指しております。資産の運用においては、環境問題の解決や社会貢献に資するESG投融資を積極的に実施しており、SDGsの達成に貢献する今回の投資もその1つと位置付けております。また、当社は従来の保険の域を超えた「保険+α」の価値を提供することを目指し、ヘルスケア領域にも積極的に取り組んでおり、今回の投資はこうした当社の取組とも合致するものと考えております。今後も、引き続きESG投融資を推進し、運用収益確保と持続可能な社会の実現に努めてまいります。」

マムタ・ムルティ 世界銀行人間開発担当副総裁は次のように述べています。「今栄養問題に取り組まない代償は極めて大きい。今私たちが行動しなければ、栄養不足が人的資本と世界経済に与える悪影響を今後何十年もの間実感させられることになるでしょう。」

ジンドン・ファ 世界銀行財務担当副総裁兼トレジャラーは次のように述べています。「栄養改善の重要性について、投資家の関心がとても高いことを嬉しく思います。世銀債は、将来世代のより良い繁栄を後押しするインパクトをもたらす投資への道筋となっています。」

世界の3分の2以上の国々が、慢性栄養不良(発育阻害)、急性栄養不良(消耗症)、過体重/肥満、微量栄養素欠乏等の問題を抱えていることから、栄養不良は、地域、年齢、性別、所得に関係なく世界的に共通の課題であると言えます。特に低中所得国においては、国の保健医療制度と経済に深刻な負担をかけています。

世界銀行は、最も栄養不足で脆弱な立場の人々への支援の拡充を目指し、様々なパートナーと協力しています。世界銀行の取り組みの事例として、インド政府が立ち上げた「国家栄養ミッション」を支援するプロジェクトがあります。(IBRD融資額 2億米ドル、 プロジェクト詳細(英語) これは、女性・乳幼児向け栄養サービスの普及率と質の改善を目的とする全国事業ですが、2020年3月以降、新型コロナウイルス感染症(Covid19)に対応するため迅速に事業方針の転換を行っています。例えば、地域の保健師に個人用防護具の配布や研修を行い、安心して母乳育児を続けるためのカウンセリング、栄養価の高い補助食品の配布、妊産婦ケアと栄養管理、手洗い等の感染予防策の促進、といった必須保健・栄養サービスが滞ることなく提供されるよう支援を継続しています。 

世界銀行(正式名称:国際復興開発銀行)について 世界銀行(国際復興開発銀行、通称IBRD:International Bank for Reconstruction and Development)は、1944年に設立が合意された国際開発金融機関で、現在189の加盟国が出資し運営しています。加盟国の公平で持続可能な経済成長を目指し、地域及び世界規模の経済や環境問題に効果的に対処していくために、IBRDは中所得国に対し、融資・保証、リスク管理サービスに加え、開発に関わる様々な分野の専門的な分析・助言サービスを提供しています。世界銀行の目標は、世界全体の極度の貧困を終結し、すべての人々が共に豊かに暮らせるよう繁栄を共有させることです。世界銀行は融資資金を調達するために、70年以上にわたり国際資本市場で債券(世界銀行債券)を発行しています。 詳しくは世界銀行財務局のウェブサイトをご覧ください。

持続可能な開発目標(SDGs)沿った開発プロジェクトの融資資金を調達するために、世界銀行は年間550億ドルから650億ドルの債券を発行しています。世銀債は、国際資本市場協会(ICMA)によるサステナビリティボンド・ガイドラインに準拠しています。世界銀行は、グリーンボンドおよびソーシャルボンド原則の執行委員会のメンバーでもあります。世界銀行の資本市場における重要な優先事項は、持続可能な開発において民間セクターの資金の重要性を促進するために投資家との戦略的パートナーシップを構築することです。

ディスクレーマー
*上記プロジェクトは、事例のご紹介のみを目的としており、今回の世界銀行債券の資金の活用を上記プロジェクト又はその分野に限定するものではありません。
*世銀債の発行により調達した資金は、特定のプロジェクトやプログラムへの融資に直接割り当てられことはなく、世界銀行加盟国における全ての融資プロジェクトやプログラム対し均一に活用されます。世銀債の元利金の支払いは、世界銀行の信用力に基づき行われるため、投資家は個々の融資プロジェクトやプログラムのリスクを負う事はありません。
*本プレスリリースは、世界銀行債券の購入の勧誘もしくは販売を目的とするものではありません。世界銀行債券の販売は、販売を担当する金融機関より交付される販売説明書等に基づき行われます。世界銀行債券の購入の勧誘は、単独または複数の国の法律に準拠して行われており、関係する全ての法律が遵守されない場合は、購入の勧誘もしくは販売を行うことはできません。

 

 


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+81 (3) 3597-6729
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開 裕香子
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