プレスリリース 2019年6月13日

内藤証券が「食品ロスと食品廃棄問題への取り組みの重要性」に焦点を当てたサステナブル・ディベロップメント・ボンドを販売

東京、2019年6月13日-世界銀行(国際復興開発銀行、ムーディーズ:Aaa、スタンダード&プアーズ:AAA)及び内藤証券株式会社は、国内の個人投資家向けにサステナブル・ディベロップメント・ボンド(開発途上国の持続可能な発展を支える世銀債)の発行、販売を行いますのでその概要についてお知らせいたします。今回世界銀行が発行するサステナブル・ディベロップメント・ボンドは、期間3年の南アフリカ・ランド建て債券(発行額:4,700万南アフリカ・ランド)及びメキシコ・ペソ建て債券(発行額:4,500万メキシコ・ペソ)で、2019年6月13日より内藤証券が販売いたします。

サステナブル・ディベロップメント・ボンドは、世界銀行が開発途上国の貧困削減および開発支援のために取り組む教育・保健・インフラ・行政・農業・環境等の幅広い分野のプロジェクトを支えるために国際資本市場で発行されます。世界銀行は2030年までに「極度の貧困を撲滅」し、「繁栄の共有の促進」を持続可能な形で実現することを使命としており、この2つの目標は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」とも連携しています。

本債券は「食品ロスと食品廃棄問題への取り組みの重要性」に焦点を当てた債券です。世界では8億人以上の人々が飢えに苦しんでいる一方、世界で生産されている食品の3分の1が食品ロス・廃棄によって失われており、その経済損失は年間1兆ドル(110兆円相当額)とも言われています。また、食品廃棄等で排出される温暖化ガスは世界総排出量の8%を占め、国別排出量で比較すると世界第3位に相当する排出量になります。この問題の解決は、持続可能な開発目標 ※(SDGs12.3)にも掲げられています。

これらの問題を解決すべく、世界銀行は、市場へのアクセスや物流、廃棄物管理等の農業インフラの整備など、開発途上国で多く発生する食料の生産から流通までの過程(サプライチェーン)での食品ロスの問題に取り組むプロジェクトを実施しています。また、これらプロジェクトの事例紹介等を通じて、この世界的な問題に対する人々の意識を高める取り組みを行っています。 サステナブル・ディベロップメント・ボンドの資金は、こうした食品ロスと廃棄問題への対処を含む、様々な持続可能な開発プロジェクトへの融資を支えています。 

内藤証券は、「豊かな世界と暮らしのために」という使命の下、投資を通じて社会に貢献したいという投資家の皆様の願いと世界銀行が開発途上国で展開する様々なプロジェクトへの橋渡し役を担い、社会的責任投資やインパクト投資を推進するとともに、「持続可能な開発目標(SDGs)」にも貢献して参ります。

※SDGs 12.3: 2030年までに小売・消費レベルにおける世界全体の一人当たりの食品廃棄物を半減させ、収穫後損失などの生産・サプライチェーンにおける食品の損失を減少させる。

世界銀行の開発途上国支援プロジェクト事例  
< 食品ロスと廃棄問題への取り組み >

メキシコ: 穀物貯蔵と情報へのアクセス改善プロジェクト (世界銀行融資額:1億2,000万米ドル)

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農業は、GDPの約8%を占め、公式な労働人口の13%(700万人)の雇用を生み出すメキシコ経済における重要な産業です。しかし、農産物を貯蔵するインフラに関しては、必要な設備や均一に品質を維持する為の基準や規定が整っていないため、不十分または不適切なものになっています。さらに、従来の貯蔵施設の使用は、大きな穀粒損失を招いています。湿気、菌や害虫の発生等の問題により、トウモロコシ、小麦、豆の収穫後の損失は総生産量の5%~25%、農場での損失も13%~28%となっており、食料安全保障上大きな問題となっています。

本プロジェクトは、小規模穀物生産者の穀物貯蔵施設や情報へのアクセスを改善し、食料安全保障の確保、市場への参入、競争力の強化を目指します。具体的には、収益性のある商品化の実施による生産性の向上、収穫後の管理による穀物損失の削減、金融やマーケット情報へのアクセスを構築する貯蔵システムに生産者が参入できるよう、市場環境を整備します。 また、新しい貯蔵施設の建設、回収センターや取引所を含む既存の穀物貯蔵施設の修繕や機能向上などを実施し、穀物貯蔵インフラを改善します。詳しくはこちらをご参照ください。(英語)


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