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世界銀行が灘中学校・高等学校でキャリア講演

世界銀行東京事務所の大森功一 上級対外関係担当官が、神戸市の灘中学校・高等学校を訪問し、世界銀行の役割や世界銀行でのキャリア形成をテーマに講演を行いました。

世界銀行が灘中学校・高等学校でキャリア講演

2025年6月11日、世界銀行東京事務所の大森功一 上級対外関係担当官が、神戸市の灘中学校・高等学校を訪問し、世界銀行の役割や世界銀行でのキャリア形成をテーマに講演を行いました。

冒頭では、世界銀行の設立の背景、活動の歴史を紹介し、国連とともに戦後の国際秩序形成の流れで生まれた当行の役割を説明しました。また、日本が戦後に世界銀行からの融資を受け、東海道新幹線、東名高速道路などの公共事業や、神戸製鋼はじめ民間企業支援を実施してきたことにも触れました。

現在の取り組みとしては、SDGsや貧困、人口増加、気候変動、防災といった地球規模の課題を挙げ、世界銀行がどのように資金とノウハウを提供しているかを説明しました。また、国際復興開発銀行(IBRD)と国際開発協会(IDA)の違いや融資の仕組み、ドナー国の役割、さらにはインフラや教育、保健などの支援分野についても具体例を交えて説明しました。

あわせて、世界銀行における職員の働き方や、多様なバックグラウンドを持つ人材についても紹介しました。また、大森上級対外関係担当官自身のキャリアにも触れ、「決まった道はなく、キャリアは一人ひとり異なる」「学生時代の経験や関心が将来につながる」といったメッセージを伝えました。

講演後には、「IMFとの違い」「将来に向けた学び方や英語力」「自分の関心のある分野に携われるか」といった具体的な質問が生徒たちから多く寄せられました。

 

世界銀行が灘中学校・高等学校でキャリア講演

 

学生(高校生・中学生を含む)向けの世界銀行の概要・役割やキャリアに関する講演、東京事務所でのグループ訪問受け入れにご関心をお持ちの方は、komori@worldbankgroup.org 宛にご連絡ください。

イベント詳細

日時
2025年6月11日(火)午後3時30分~午後4時30分(日本時間)

場所
灘中学校・高等学校

問合せ
世界銀行東京事務所・田中
mtanaka1@worldbank.org