世界銀行グループ、アフリカ開発銀行 、およびパートナー機関は、現在6億人以上が電気のない生活を送っているサブサハラ・アフリカにおいて、2030年までに3億人に対して電力アクセス提供を目指す「ミッション300イニシアティブ」を開始しました。1月27・28日には、タンザニアのダルエスサラ―ムで「ミッション300アフリカ・エネルギー・サミット」が開催され、アフリカ30カ国の国家元首・政府首脳がアフリカ大陸全体における経済成長の促進、生活の質向上、雇用創出の推進に向けて、安価で安定的かつ持続可能な電力へのアクセスを拡大するための具体的な改革と行動を表明する「ダルエスサラ―ム・エネルギー宣言」を承認しました。サミットでは、ミッション300のパートナーが、アフリカ全土のエネルギー・アクセス拡大を支援するために500億ドル以上の拠出を誓約しました。
今回のセミナーでは、ウェンディ・ヒューズ世界銀行東部・南部アフリカ地域総局インフラストラクチャー局長の来日機会を捉え、ミッション300イニシアティブをご紹介しました。
スピーカー
世界銀行 東部・南部アフリカ地域総局 インフラストラクチャー局長
世界銀行において、エネルギーおよび気候変動分野で、本部および現地事務所での24年以上の経験を有する。現職では、同地域における25カ国でのインフラストラクチャ―・プログラムに関する政策方向性、戦略的連携、融資・技術協力・助言業務を統括しており、そのポートフォリオは160億ドル以上に達する。プリンストン大学で機械・航空工学博士号を取得。
発表資料
Mission 300 Overview(英語、PDF)