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 イベント

世界銀行モーニングセミナー(第190回)「ラテンアメリカ・カリブ海地域経済報告2024年4月版―競争力:成長に欠けている要素か」

2024年4月30日
東京

世界銀行の各地域担当チーフエコノミスト室では、毎年春と秋の2回、各地域の経済概況と展望をまとめた地域経済報告書を発表しています。このうち、ラテンアメリカ・カリブ海地域については2024年4月10日、「ラテンアメリカ・カリブ海地域経済報告2024年4月版―競争力:成長に欠けている要素か」(Latin America and the Caribbean Economic Review, April 2024 - Competition: The Missing Ingredient for Growth?)を発表しました。

同地域は重大な岐路に達しています。同地域はここ数十年にわたって経済安定化において大きな進歩を遂げてきましたが、成長は停滞し、進歩が損なわれており、方向転換するには早急な行動が必要です。同報告書では、潜在的な行動分野について分析し、競争政策と制度の活用がインパクトのある成長戦略の鍵であると述べています。

同報告書では、同地域のGDPが2024年に1.6%拡大し、2025年と2026年のGDP成長率は2.7%と2.6%と予想しています。これらの成長率は世界の他の全地域と比較して最低であり、繁栄を促進するには不十分です。社会移転が減少し、賃金がパンデミック前の水準にまだ回復していないため、多くの世帯が圧迫されています。

今回のモーニングセミナー(第190回)では、同報告書をとりまとめたウィリアム・マロニー世界銀行ラテンアメリカ・カリブ海地域担当チーフエコノミストが、同報告書の主なポイントを日本の皆様に向けてオンラインでご紹介しました。

日時

2024年4月30日(火)午前8時~午前9時(日本時間)
※スピーカーの都合により、5月1日(水)から4月30日(火)に日程変更となりました。

スピーカー

The World Bank
ウィリアム・マロニー
世界銀行 ラテンアメリカ・カリブ海地域担当チーフエコノミスト

1990年から1997年まで、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校教授(経済学)。その後世界銀行に入行し、2009年までラテンアメリカ・カリブ海地域担当チーフエコノミスト室リードエコノミスト、2009年から2014年まで開発経済総局(DEC)リードエコノミスト、世界銀行貿易・競争力担当チーフエコノミスト兼イノベーション・生産性グローバルリード、公正成長・金融・制度(EFI)担当チーフエコノミストを経て、現職。2011年から2014年までアンデス大学客員教授として、コロンビア政府のイノベーションと企業の改善のための取り組みにも従事。ハーバード大学で学士号を取得、コロンビアのアンデス大学で学び、カリフォルニア大学バークレー校で経済学博士号を取得。

発表資料

Latin America and the Caribbean Economic Review, April 2024 - Competition: The Missing Ingredient for Growth?(英語、PDF)

 

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世界銀行モーニングセミナーシリーズ

イベント詳細

  • 日時: 2024年4月30日(火)午前8時~午前9時(日本時間)※スピーカーの都合により、5月1日(水)から4月30日(火)に日程変更となりました。
  • 開催形式: オンライン(Youtube)※参加登録は必要ありません
  • 言語: 英語(日本語への通訳なし)
  • お問合せ: 世界銀行東京事務所・大森 
  • komori@worldbankgroup.org