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 イベント

世界銀行モーニングセミナー(第162回)「ラテンアメリカ・カリブ海地域経済報告 2023年春版 統合の兆候:変化する世界経済における機会」

2023年4月18日
東京

 

 

世界銀行の各地域総局では半年に1度(春と秋)、地域内の経済概況と展望をまとめた半期経済報告を発表しています。このうちラテンアメリカ・カリブ海地域担当チーフエコノミスト室は2023年4月4日、「ラテンアメリカ・カリブ海地域経済報告 2023年春版 統合の兆候:変化する世界経済における機会」(Latin America and the Caribbean Economic Review, April 2023 - The Promise of Integration: Opportunities in a Changing Global Economy)を発表しました。

ラテンアメリカ・カリブ海地域諸国は、債務負担の増大、インフレ、世界的な不確実性の高まりの中でも、比較的高い強靭性を示してきました。しかし、一次産品価格の下落、先進国の金利引上げ、中国経済の不安定な回復という新たな向かい風が、同地域の見通しを暗転させかねません。同報告書によると、切実に必要とされる成長を促進するため、 各国は苦労の末に得た強靱性を維持し、ニアショアリング(地理的に最終消費地により近い場所への生産拠点の移転)やグリーン産業といった世界経済の動向がもたらす独自の機会を捉える必要があります。同報告書は、2023年の地域GDP成長率は予想を下回る1.4%になると予測しています。2024年と2025年の成長率はいずれも2.4%と、貧困削減を大きく前進させるには低すぎる水準にとどまるとみられる。

今回のモーニングセミナー(第162回)では、同報告書をとりまとめたウィリアム・マロニー世界銀行ラテンアメリカ・カリブ海地域担当チーフエコノミストが同報告書の主なポイントを、日本の皆様に向けてオンラインでご説明しました。

 

日時

2023年4月18日(火)午前8時~午前9時(日本時間)
 

スピーカー

The World Bank
ウィリアム・マロニー
世界銀行 ラテンアメリカ・カリブ海地域担当チーフエコノミスト

1990年から1997年まで、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校教授(経済学)。その後世界銀行に入行し、2009年までラテンアメリカ・カリブ海地域担当チーフエコノミスト室リードエコノミスト、2009年から2014年まで開発経済総局(DEC)リードエコノミスト、世界銀行貿易・競争力担当チーフエコノミスト兼イノベーション・生産性グローバルリード、公正成長・金融・制度(EFI)担当チーフエコノミストを経て、現職。2011年から2014年までアンデス大学客員教授として、コロンビア政府のイノベーションと企業の改善のための取り組みにも従事。ハーバード大学で学士号を取得、コロンビアのアンデス大学で学び、カリフォルニア大学バークレー校で経済学博士号を取得。

 

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世界銀行モーニングセミナーシリーズ

 

イベント詳細

  • 日時: 2023年4月18日(火)午前8時~午前9時(日本時間)
  • 開催形式: オンライン(Youtube)※参加登録は必要ありません
  • 言語: 英語(日本語への通訳なし)
  • お問合せ: 世界銀行東京事務所・大森 
  • komori@worldbankgroup.org