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 イベント

世界銀行モーニングセミナー(第161回)「東アジア・太平洋地域 半期経済報告書 2023年4月版: 成長の復活」

2023年4月14日
東京

世界銀行の各地域総局では半年に1度(春と秋)、地域内の経済概況と展望をまとめた半期経済報告を発表しています。このうち東アジア・太平洋地域総局は2023年3月30日、「東アジア・大洋州地域 半期経済報告書 2023年4月版:成長の復活」(East Asia and the Pacific Economic Update, April 2023: Reviving Growth)を発表しました。

同報告書では2023年、中国の経済活動再開に伴い、東アジア・太平洋地域の途上国は全体として成長の加速が見込まれるものの、中国以外の域内諸国の大半は2022年の力強い回復を経て成長ペースが鈍化するだろうと指摘しています。同報告書によると、地域全体の今年の経済動向は堅調であるものの、世界経済の成長鈍化、一次産品価格の上昇、持続的なインフレに対する金融引締めによって抑制されかねません。中国経済が活動再開により昨年の成長率3%から5.1%に回復するため、東アジア・太平洋地域の途上国の成長率は2022年の3.5%から2023年は5.1%に加速する見通しです。中国を除く域内途上国の成長率は、2022年はコロナ後に5.8%もの大幅な回復を記録しましたが、2023年は、インフレと一部の国における家計債務の増加が消費を圧迫するため、4.9%に減速すると予想されます。

今回のモーニングセミナー(第161回)では、同報告書の執筆を主導したエルギス・イスラマジ世界銀行東アジア・太平洋地域担当チーフエコノミスト室上級エコノミストが、ワシントンより日本の皆様向けにライブストリーミングで同報告書の主なポイントをご紹介しました。

日時

2023年4月14日(金)午前8時~午前9時(日本時間)

スピーカー

The World Bank
エルギス・イスラマジ
世界銀行 東アジア・太平洋地域担当チーフエコノミスト室 上級エコノミスト

「東アジア・大洋州地域半期報告書」の執筆を主導。新興・途上国が直面する課題に関連する政策に焦点を当てた国際金融およびマクロ経済学に関する研究に従事してきた。ヴァッサー大学助教授を経て、2015年、世界銀行入行。開発経済総局(DEC)エコノミストを経て、2018年より現職。ジョージタウン大学で博士号を取得。

 

発表資料

Reviving Growth: East Asia and Pacific Economic Update, April 2023(英語、PDF)

 

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世界銀行モーニングセミナーシリーズ

 

イベント詳細

  • 日時: 2023年4月14日(金)午前8時~午前9時(日本時間)
  • 開催形式: オンライン(Youtube)※参加登録は必要ありません
  • 言語: 英語(日本語への通訳なし)
  • お問合せ: 世界銀行東京事務所・大森 
  • komori@worldbankgroup.org