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 イベント

世界銀行モーニングセミナー(第152回)「世界の学習貧困の現状2022年改訂版」

2022年10月26日
東京

世界銀行、ユネスコ(国連教育科学文化機関)、ユニセフ(国連児童基金)、英国外務国際開発省(FCDO)、米国国際開発庁(USAID)、ビル&メリンダ・ゲイツ財団は2022年6月23日、新報告書「世界の学習貧困の現状2022年改訂版」(The State of Global Learning Poverty: 2022 Update)を発表しました。

教育および学習にもたされた、記録された歴史上で最悪のショックにより、学習貧困は低所得国と中所得国で3倍に増加し、10歳児のうち推定約70%が単純な文章を理解することができない状況にあると、新報告書は指摘しています。これはパンデミック以前には57%であり、現在、学習貧困の危機が深まっています。この世代の生徒たちは、現在値での世界のGDPの17%にあたる21兆米ドルの潜在的生涯収入を失うリスクに直面しており、この額は2021年の推定値17兆米ドルから増加しています。

今回のモーニングセミナー(第152回)では、同報告書のとりまとめを主導したハルゼイ・ロジャース ジョアン・ペドロ・アゼヴェド教育グローバルプラクティス リードエコノミストが、同報告書の主なポイントを日本の皆様に向けてオンラインでご説明しました。

日時

2022年10月26 日(水)午前8時-9時(日本時間)

スピーカー

The World Bank
ハルゼイ・ロジャース
世界銀行 教育グローバルプラクティス リードエコノミスト

『世界開発報告(WDR)2018年版:教育と学びー可能性を実現するために』執筆担当共同局長。現在は、WDRが示したビジョンを展開する活動に従事。持続可能な開発目標(SDGs)の教育分野の協議・交渉に世界銀行を代表して携わり、世界銀行の教育セクター戦略Education Sector Strategy 2020: Learning for All の共同執筆担当者でもある。共著にGrowth and Empowerment: Making Development Happenがある。世界銀行チーフエコノミスト(ジョセフ・スティグリッツおよびニコラス・スターン)アドバイザーも歴任。米国大統領経済諮問委員会、カリフォルニア大学バークレー校、インドネシア財務省、韓国開発研究院にも勤務。カリフォルニア大学バークレー校経済学博士号、ハーバード大学ケネディスクール公共政策学修士号、プリンストン大学学士号取得。

The World Bank
ジョアン・ペドロ・アゼヴェド
世界銀行 教育グローバルプラクティス リードエコノミスト

世界銀行人的資本プロジェクトおよび世界銀行学習ターゲットプログラムで評価と実施に関する取り組みなどに従事。現職以前は、貧困・平等グローバルプラクティスリードエコノミスト兼グローバルリードとして、福祉評価・結果のための統計能力グローバルソリューショングループ、目標達成のためのデータに関する取り組みを共同で主導していた。過去10年にわたり、クロアチア、ブルガリア、タジキスタン、カザフスタン、トルコ、コロンビア、ブラジル、ドミニカ共和国における業務に携わり、統計開発のためのグローバルチーム、統計開発のためのヨーロッパ・中央アジア地域チームおよびラテンアメリカ・カリブ海地域チームを創設・主導した。世界銀行入行以前は、リオデジャネイロ州財務局でモニタリング・評価長、ブラジル計画省(IPEA)応用経済研究所でリサーチフェローを歴任。不平等・貧困に関するラテンアメリカ・カリブ海ネットワーク前会長。経済学博士号を保有している。

発表資料

The State of Global Learning Poverty 2022 Update (英語、PDF)

 

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世界銀行モーニングセミナーシリーズ

 

イベント詳細

  • 日時: 2022年10月26 日(水)午前8時~9時(日本時間)
  • 開催形式: オンライン
  • 言語: 英語(日本語への通訳なし)
  • お問合せ: 世界銀行東京事務所・大森 TEL: 03-3597-6650
  • komori@worldbankgroup.org