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 イベント

世界銀行モーニングセミナー(第114回)「危機に瀕する雇用:新型コロナウイルス感染症後のラテンアメリカにおける質の高い仕事への道」

2021年8月6日

東京

マルチメディア

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  • 世界銀行は2021年6月17日、新報告書「危機に瀕する雇用:新型コロナウイルス感染症後のラテンアメリカにおける質の高い仕事への道」(EMPLOYMENT IN CRISIS: The Path to Better Jobs in a Post Covid-19 Latin America)を発表しました。同報告書では、ラテンアメリカ・カリブ海地域が現在直面しているような経済危機によって、雇用の構造に対し長期的な影響がもたらされ、多くの人々がフォーマル経済から永久に追い出されかねないと指摘しています。新型コロナウイルス感染症拡大危機により、未熟練労働者に対し最も深刻な影響がもたらされ、同地域ですでに拡大している不平等がさらに悪化していると分析しています。さらに、多くの場合、未熟練労働者は経済危機後も十年間にわたって賃金の低下に苦しめられることがある一方で、熟練労働者の賃金は早急に回復することから、政府による労働政策は、長期的かつ包摂的な経済成長のための社会セーフティネットの構築、マクロ経済とビジネス環境の維持と改善に焦点を当てるべきと述べています。

    今回のモーニングセミナー(第114回)では、同報告書をとりまとめたジョアナ・シルヴァ世界銀行ラテンアメリカ・カリブ海地域担当チーフエコノミスト室上級エコノミストが同報告書の主なポイントを、ワシントンより日本の皆様に向けてオンラインでご説明しました。

    日時

    2021年8月6日(金)午前8時~午前9時(日本時間)

     

    スピーカー

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    ジョアナ・シルヴァ
    世界銀行 ラテンアメリカ・カリブ海地域担当チーフエコノミスト室 上級エコノミスト

    2007年、ヤングプロフェッショナルとして世界銀行入行。労働経済、教育・技術、社会セーフティネット、貧困、不平等、経済改革の政治経済学、企業ダイナミックス、国際貿易など経済開発に関する幅広い分野での研究に従事。Journal of International Economics、Economics Letters、Review of World Economics、IZA Journal of Labor Policyなどの学術誌に論文を発表し、Sustaining Employment and Wage Gains in Brazil: a Skills and Jobs Agenda、Inclusion and Resilience: The Way Forward for Social Safety Nets in the Middle East and North Africa、Striving for Better Jobs: The Challenge of Informality in the Middle East and North Africaといった報告書も執筆。「2013年版中東・北アフリカ地域開発報告」、「ブラジルにおけるスキルと雇用」といった旗艦報告書の執筆を担当。革新的な労働と社会的保護プロジェクトなど複数セクターの融資プロジェクトをタスクチームリーダーとして担当し、社会福祉システム、労働市場、政治経済、国際統合、投資環境のデザインと評価に関する分析業務に従事。ノッティンガム大学で経済学博士号を取得。世界銀行入行前は、ノッティンガム大学グローバリゼーション・経済政策研究センター、米州開発銀行に勤務。ポルトガル語、フランス語、英語、スペイン語が堪能。

     

    発表資料

    EMPLOYMENT IN CRISIS: The Path to Better Jobs in a Post Covid-19 Latin America(英語、PDF)

     

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    世界銀行モーニングセミナーシリーズ

    YouTubeチャンネルWorld Bank Group Tokyo Live Stream を開設しました。チャンネル登録をお願いします。

     

     

イベント詳細

  • 日時: 2021年8月6日(金)午前8時~午前9時(日本時間)
  • 言語: 英語(日本語への通訳なし)
  • お問合せ: 世界銀行東京事務所・大森 TEL: 03-3597-6650
  • komori@worldbankgroup.org