世界銀行は、加盟国の政府・政府機関、または自国政府の保証を受けることのできる民間機関に対し、融資、保証、および技術協力を提供します。このうち、開発政策支援融資は、途上国の大規模な政策改革を支援します。また、プロジェクト融資は、貧困削減と持続可能な開発のための広範な活動に資金を提供します。プロジェクト融資を受けた機関は、機材、機器、土木工事、およびコンサルティング・サービスを発注します。各プロジェクトにも数百のビジネス機会が存在し(数千ドルから数千万ドルまで)、世銀や借入国による機材・サービスの購入(調達)方法も多岐にわたります。
世界銀行東京事務所では、このようなビジネス機会における競争入札にご関心をお持ちの日本企業の皆様を対象に、世銀プロジェクトの仕組み、プロジェクトや競争入札に関する情報の入手・活用方法についての基本的な知識・ノウハウ、新調達フレームワークのポイントなどを、少人数制(定員16名)でわかりやすくご説明する「世銀プロジェクト 入門ワークショップ」をオンラインで開催しました。
*本ワークショップは世界銀行のプロジェクトにおけるビジネス機会にご関心をお持ちの日本企業の皆様が対象です。
日時
2021年3月18日(木)午前8時~午前9時30分
内容
―世界銀行の概要
―世界銀行の融資プロジェクトの仕組み
―プロジェクトや競争入札に関する情報の入手・活用方法
―新調達フレームワークのポイント
スピーカー紹介

世界銀行東京事務所 ビジネスインフォメーションアドバイザー
1989年からアフリカ局、欧州中央アジア局、東アジア局に勤務。上下水道、洪水対策の融資、調査、助言業務のタースクマネージャーを務める。欧州中央アジア局ではP A S (Procurement Accredited Staff) として上下水道プロジェクトの調達業務にも従事。2013年から現職。

世界銀行東京事務所 上級対外関係担当官
2000年世界銀行入行。東京事務所を経て、2010年から2014年まで、ワシントンの本部にて南アジア地域担当副総裁特別補佐官。2014年から東京事務所勤務、2019年から現職。現在は民間セクター、大学・研究機関、NGOシビルソサエティとの連携、南アジア地域などを担当。
当日の資料:世界銀行プロジェクト入門ワークショップ(PDF)
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