世界銀行は2020年4月16日、政策ノート「ジェンダーの視点から見た新型コロナウィルス感染症拡大」(Gender Dimensions of the COVID 19 Pandemic)を発表しました。新型コロナウィルス感染症は、前例のない方法で世界中の社会に影響を与えていますが、すべての場所で、誰もが同じように影響を受けているわけではなく、特定のグループにもたらす影響を分析することにより、対策の効果向上や潜在的な影響を最小限に抑える一助となります。本政策ノートでは、そのようなグループの1つである女性と少女に焦点を当てて分析を行い、求められる対策についても検討しています。
今回のモーニングセミナー(第76回)では、イシス・ギャディス世界銀行ジェンダーグループ上級エコノミストが、ワシントンより日本の皆様向けにオンラインで同報告書の主なポイントをご紹介しました。
日時
2020年9月11日(金)午前8時~午前9時
スピーカー
現職前は、ダルサレム事務所にてタンザニア担当貧困エコノミスト。2016年の世界銀行報告書「成長するアフリカにおける貧困」(Poverty in a Rising Africa)の共著者、報告書「貧困と繁栄の共有2018:貧困のパズルを解く」(Poverty and Shared Prosperity Report 2018: Piecing Together the Poverty Puzzle)執筆チームのメンバー。貧困・不平等、ジェンダー、労働、公的サービスデリバリーに関する計測・分析に焦点を当てた実験ミクロ経済学的な研究に従事。ゲッティンゲン大学で経済学博士号を取得。2006年から2012年まで、同大学の開発経済研究グループに所属していた。 |
当日の資料:Gender Dimensions of COVID-19(英語、PDF)
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