現総裁

ジム・ヨン・キム博士

世界銀行グループ第12代総裁

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2012年7月1日付、世界銀行グループの第12代総裁に就任。

内科医であり人類学者。20年以上にわたり、世界中の恵まれない人々の暮らしを良くするため、国際開発協力に献身的に関わってきた。前職は、ダートマス大学総長(同大学は、米国で常にトップ・クラスにランクされる卓越した高等教育センター)。また、パートナーズ・イン・ヘルス(PIH)共同創設者。元世界保健機関(WHO)HIV/エイズ部長。

ダートマス大学総長時代には、一般教養課程と医学、工学、経営学の専門大学院、さらには文系・理系両方で19の大学院課程、教職員3300人、予算7億ドルの責任者として、学術プログラムを一切カットすることなく財政赤字を削減したとして称賛された。また、ダートマス保健サービス・センターという保健サービス提供の新モデルの開発と、低コストで保健増進に資する総合センターを設立した。

ダートマス大学総長就任前は、ハーバード大学医学部、ハーバード公衆衛生大学院、ブリガム・アンド・ウィメンズ(ハーバード付属)病院で教授兼学科長、ハーバード公衆衛生大学院の健康と人権のためのフランソワ-シャビエル・バグノウド・センターの理事も勤めた。

1987年、ボストンに非営利組織パートナーズ・イン・ヘルス(PIH:現在4か国の貧困コミュニティで支援活動)を共同で設立。PIHは、大規模な治療プログラムをコミュニティ・ベースの初期診療に取り入れることにより、薬物抵抗性の結核やHIV/エイズを途上国で治療することは不可能だとするそれまでの通説をくつがえすことに成功。

世界保健機関のHIV/エイズ部長としては、途上国において2005年までに300万人の新規HIV/エイズ患者を抗レトロウィルス薬で治療するという初の世界規模のエイズ治療目標を掲げた3x5イニシアティブを推進。2003年9月に始まったこの野心的プログラムは最終的に2007年に目標を達成。

同氏は、「天才」への奨学金と呼ばれるマッカーサー・フェローシップ(2003年)、USニューズ・アンド・ワールド・レポートによる米国の「ベスト・リーダー25人」(2005年)、さらにタイム誌の「世界で最も影響力のある100人」(2006年)にも選ばれている。

1959年、韓国ソウル生まれ。5歳で家族と共に渡米し、アイオワ州マスカティンで育った。1982年にブラウン大学を優秀な成績(マグナ・クム・ラウディ)で卒業。1991年に医学博士号、1993年に人類学博士号を、いずれもハーバード大学にて取得。

小児科医であるヨンスク・リム夫人との間に2人の息子がいる。