世界銀行の概要

世界銀行グループは、2030年までに達成すべき2つの目標を掲げています。

  • 極度の貧困を撲滅:1日1.25ドル未満で暮らす人々の割合を2030年までに3%以下に減らす
  • 繁栄の共有を促進:各国の所得の下位40%の人々の所得を引き上げる

世界銀行は、世界中の途上国にとって欠かせない資金源、技術援助機関です。世銀は普通の銀行とは異なり、貧困削減や開発支援を目的とした他に例のないパートナーシップです。世銀グループは5つの機関で構成されており、その重要意思決定は加盟国が行います。

世界銀行グループ(本部所在地:米国ワシントンD.C.)は1944年に設立され、1万人以上の職員が世界120か国以上で業務にあたっています。

金融商品とサービス

世銀は途上国に低利貸付や無利子融資、贈与を提供しています。これらの資金を活用して、教育、保健、行政、インフラ、金融・民間セクター開発、農業、環境・天然資源管理など幅広い分野への投資支援を行っています。プロジェクトの一部は各国政府、他の多国間機関、民間金融機関、輸出信用機関、民間投資家との共同出資で実施されています。

また、二国間・多国間ドナーとのパートナーシップによる信託基金を通じた資金提供あるいは資金調達の促進も行っています。世銀は多くのパートナーから、幅広いセクターや開発地域におけるニーズに対応するための取り組み支援への要請を受けてきました。

革新的知識の共有

世銀は、政策面での助言、研究、分析ならびに技術支援を通じた支援を途上国に提供しています。分析業務は、世界銀行の資金提供のベースとなる他、途上国による独自投資の情報として役立てられています。世銀は支援対象国の能力開発にも力を入れています。また、パートナーとの協力し、多くの開発関連の会議やフォーラムを主催、後援し、参加しています。

各国が世界最高の知見を得て、先進的知識を創出するべく、世銀は常にナレッジの共有方法を模索するとともに、融資適格国や市民全般との連携強化を図っています。世銀の優先事項は以下の点です。

  • 成果:途上国が計測可能な成果を実現できるよう、重点分野の明確化に努めています。
  • 改革:プロジェクト設計手法、情報開示方法(情報公開)、および融資適格国の政府やコミュニティにとって身近な業務のあり方など、業務のあらゆる側面の改善に取り組んでいます。
  • オープンな開発:世界の開発課題に対する人々の取り組みを支援するべく、幅広い分野についてアクセスが容易なツールや研究、ナレッジの無料提供を拡大しています。この一環として、オープン・データのサイトでは、世界各国の開発に関する総合的指標を無料で公開しました(ダウンロード可)。また、IMFとの年次総会と春季会合における重要な一部である世界銀行ライブも立ち上げました。これにより、世界中の参加者が同時に議論することが可能となりました。

世界銀行アプリ
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