BRIEF

アフリカ地域




概要

アフリカ地域では、世界経済の広範な成長、緩和的な金融政策、一次産品価格の上昇を背景に、成長が緩やかに回復しつつあります。域内の経済大国であるナイジェリア、南アフリカ、アンゴラの成長率が徐々に回復していることを反映し、経済成長率は2017年の2.6%から2018年度は3.1%に上昇し、2020年度には平均3.6%に達する見込みです。一方で、数多くの課題が残されたままです。石油・金属輸出国の非資源産業セクターは未だ回復が見られず、アフリカ地域における構造変革の遅れを浮き彫りにしています。多くの国で公的債務の負担が増大し、債務持続性リスクを高めています。貧困は依然として広範囲に見られ、脆弱性の高まりや生産的な雇用の不足が社会不安や域内の人口移動の要因となっています。

域内の1人当たりGDP成長率は2018年にプラスに転じる見込みですが、貧困の大幅削減にはまだ不十分と見られます。2018年、国際貧困ラインで見た総貧困者数は、ほんのわずかしか減少しない見通しです。

詳細は2018年度年次報告書(PDF)をご覧ください。

 

活動

世界銀行グループは、アフリカ地域の経済成長と貧困削減、経済的多様化、また新たな包括的開発フレームワークに重点をおいて取り組みを行っています。

また、以下の分野に優先的に取り組んでいます。

  • 農業生産性の向上
    小農家に対する技術面や資金面での支援、アグリビジネスへの投資、水源管理、また気候変動に優しい農業を推進しています。
  • エネルギーの確保
    安価で安定的かつ持続可能なエネルギーの供給の他、気候変動適応と防災が最重要課題です。
  • 地域統合
    地域間の連携を強め、経済の活性化と生産性の強化を図ります。
  • 都市化
    水、衛生、交通、住居、権力とガバナンスの管理が、都市化による生産性と収入向上の鍵となります。
  • 質の高い人的資本としての若年層の育成
    雇用のニーズと人材のギャップを埋めるべく、若年層の技術スキル向上支援を行っています。

詳細はアフリカ地域ページ(英語)をご覧ください。


アフリカでの取り組み
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    世界銀行のアフリカでの取り組みをご紹介しています。

プロジェクト

報告書

アフリカ地域に関するデータ

プロジェクトの成果

西アフリカ農業生産性プログラム(WAAPP)
日本開発政策・人材育成基金(PHRD)を通じた稲作セクター支援を提供しています。

ガーナ:豊かな天然資源、ただ一つを除いて
IDA支援により、ガーナ農村部に安全な水・衛生サービスへのアクセスが提供されました。

ガーナ:貿易投資ゲートウェイ・プロジェクト
IDAの貿易投資プロジェクトの結果、10年間で約3,200件のプロジェクトが行われ、約30万5,000人のガーナ人の雇用が生み出されました。

ケニア:現金給付で24万5000人の子どもたちが貧困から脱出
IDA支援により、革新的技術を利用して8万3000世帯への現金給付がこれまで以上に迅速かつ確実な方法で実施されました。

ベナン:コミュニティ主導のコミュニティ開発
IDAの支援を受けた活動を通じ、より整備された飲料水源・衛生施設へのアクセスが1万人に提供され、新設・復旧された学校に8万1000人が就学しました。

ナイジェリア:ラゴスの交通網整備
プロジェクト対象区域で日常的にバスを利用している22万人が移動に費やす時間と費用が約20%削減されました。

 

参考情報


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