世界銀行は、加盟国の政府・政府機関、または自国政府の保証を受けることのできる民間機関に対し、融資、保証、および技術協力を提供します。このうち、開発政策支援融資は、途上国の大規模な政策改革を支援します。また、プロジェクト融資は、貧困削減と持続可能な開発のための広範な活動に資金を提供します。プロジェクト融資を受けた機関は、機材、機器、土木工事、およびコンサルティング・サービスを発注します。各プロジェクトにも数百のビジネス機会が存在し(数千ドルから数千万ドルまで)、世銀や借入国による機材・サービスの購入(調達)方法も多岐にわたります。
世界銀行東京事務所では、このようなビジネス機会における競争入札にご関心をお持ちの皆様を対象に、世銀プロジェクトの仕組み、プロジェクトや競争入札に関する情報の入手・活用方法などについての基本的な知識・ノウハウを、少人数制(定員16名)でわかりやすくご説明する「世銀プロジェクト 入門ワークショップ」の第2回を開催しました。6月20日に開催した第1回と同じ内容に加え、8月1日に始まった世界銀行調達政策レビュー第2フェーズの主なポイントや11月に予定している東京でのコンサルテーション会合への流れなどもご紹介しました。、また今回は、参加者にwifi接続可能なノートブックPCをお持ちいただき、インターネット上での情報の入手方法を実際にお手元で体験していただきました。 第3回ワークショップの開催日時が決まりましたら、あらためてお知らせいたします。
当日の資料 (PDF)
講師
池上隆夫
世界銀行東京事務所ビジネスインフォメーションアドバイザー
1989年からトラストファンドコンサルタントとしてアフリカ局技術部に勤務。域内の上下水道融資プロジェクトに従事。1992年に欧州中央アジア局(ECA)に上下水道エンジニアとして異動。1997年から2004年までPAS(Procurement Accredited Staff)としてECAの上下水道プロジェクトの調達業務に従事。その後再び上下水道融資業務のタスクマネージャーとして数々のプロジェクトを担当。2010年に東アジア局に異動、上下水道、洪水対策の融資、調査、助言業務のタスクマネージャーを務める。