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プレスリリース 2020年8月28日

横浜銀行がサステナブル・ディベロップメント・ボンドに投資

2020年8月28日 東京―世界銀行(正式名称:国際復興開発銀行(IBRD)、ムーディーズ: Aaa、スタンダード&プアーズ: AAA)はこの度、期間10年、総額5,000万米ドルのサステナブル・ディベロップメント・ボンドを発行し、株式会社 横浜銀行が全額を購入しました。 

世界銀行が発行するサステナブル・ディベロップメント・ボンドとは、世界銀行が開発途上国のために取り組む様々なプロジェクトを支援するために発行する債券です。

2020年3月、世界銀行グループは、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の拡大に対処すべく、今後15か月間に開発途上国に対して最大1600億ドルの支援を行う用意があることを表明しました。

本件は、世界銀行が展開する医療保健への開発プロジェクト、特に新型コロナウィルス対策への支援を期待する横浜銀行が賛同並びに支援を表明し、実現に至った取引であり、世界銀行が横浜銀行のみを対象に発行する私募債になります。世界銀行が発行するサステナブル・ディベロップメント・ボンドの資金は、特定のプロジェクトを資金使途とせず、均等に全ての世界銀行の開発プロジェクトを支える仕組みとなっております。そのため、本債券の資金が保健医療の分野や新型コロナウィルス感染対策支援に限定して使用されることはありませんが、あらゆる分野の開発プロジェクトを支えるための世界銀行の資金ニーズに大きく貢献します。

世界銀行グループの新型コロナウィルス感染症拡大への対応

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IBRDは融資を通じて加盟国である開発途上国の新型コロナウィルス感染症への対応を支援します。支援するプロジェクトは、以下のプロジェクトが含まれます。

アルゼンチン: 患者の特定、隔離、看護の提供と、様々な準備と保健システムの強化を通じ、同国を支援 
ドミニカ共和国 : 自然災害や医療の緊急事態に対応するために2017年に導入された災害リスク繰延引出オプション(Cat-DDO)活用し、感染拡大の抑制及びパンデミック(世界的な大流行)の影響に対応する緊急措置を実施
エクアドル:予防と適切な医療、同国の公衆衛生システムを強化に焦点を当てたプロジェクト実施により、国家計画を支援
インド:検査キット、個人用保護具、人工呼吸器、医薬品の購入と隔離病棟の新設、感染予防と管理対策を強化
レバノン: 既存の保健プロジェクト(2017年)の再構築し、医療品や医療機器の調達のための資金提供と、医療従事者と第一線で働く対応者の為の訓練を実施

世界銀行(IBRD)が取り組む保健医療分野のプロジェクト事例
インド: 包括的な製薬産業の改革プロジェクト  (融資額:1億2500万米ドル)

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インドは高品質のジェネリック医薬品の世界的な生産国です。しかし、製薬会社は過度に収益重視の企業行動を取っているため医薬品の研究開発がおろそかになり、途上国で需要の大きい医療品の開発や生産が後回しになっています。そのため自国の人々の病気への対処が重荷となっています。その結果、適切な価格での医療サービスが受けられないとの不安がインド国内で拡大しています。本プロジェクトの支援には、低コストのワクチン、バイオ医薬品、診断、および医療機器の臨床試験から公式に承認されるプロセスの短期化、インド政府のバイオテクノロジー産業研究支援プログラム(BIRAC)への資金提供が含まれています。開発のプロセスを少なくとも1段階前進させた製品開発を行い、優先すべき医療に対処する医療製品を増産、産学連携の促進、基準に沿った臨床試験の増加を目指します。詳しくはこちらをご覧ください。(英語)

*本プレスリリース内の上記プロジェクトは、事例のご紹介のみを目的としており、今回の世界銀行債券の資金の活用を上記プロジェクト又は新型コロナウィルス感染症(COVID-19)対策や保健医療など特定の分野に限定するものではありません

*本プレスリリースは、世界銀行債券の購入の勧誘もしくは販売を目的とするものではありません。世界銀行債券の販売は、販売を担当する金融機関より交付される販売説明書等に基づき行われます。世界銀行債券の購入の勧誘は、単独または複数の国の法律に準拠して行われており、関係する全ての法律が遵守されない場合は、購入の勧誘もしくは販売を行うことはできません。

*世銀債の発行により調達した資金は、特定のプロジェクトやプログラムへの融資に直接割り当てられことはなく、世界銀行加盟国における全ての融資プロジェクトやプログラム対し均一に活用されます。世銀債の元利金の支払いは、世界銀行の信用力に基づき行われるため、投資家は個々の融資プロジェクトやプログラムのリスクを負う事はありません。


お問い合せ

東京
世界銀行財務局
柳 美佐
+81 (3) 3597-6729
myanagi@worldbank.org
メディア
世界銀行東京事務所
開 裕香子
+81 (3) 3597-6650
yhiraki@worldbankgroup.org
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