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プレスリリース2016年8月12日

中国における初のSDR建債券の発行承認を取得

ワシントンDC、2016年8月12日— 世界銀行は中国人民銀行から初のSDR建世銀債を中国国内資本市場で発行する承認を取得したことを本日発表致しました。

同債券の発行承認を取得した発行体は世界銀行が初で、今後SDR建債券という新たな市場を世界第二位の経済規模を有する中国の国内資本市場で主導していくことが期待されます。

世界銀行グループ総裁のジム・ヨム・キムは次のように述べています。
「本件は、中国の国内資本市場と外貨準備としてのSDRにとって画期的な進展です。世界銀行グループは国際金融市場のおいて益々重要な役割を担う中国市場のさらなる発展を喜んで支援します。中国で世界銀行が発行するSDR建世銀債は、G20のSDR活用拡大という目標を支援し、中国の国内資本市場の発展の促すでしょう。また、中国の国内資本市場で質の高い投資商品を求める外国投資家に新たな機会を提供しつつ、同市場での中国国内投資家の外貨投資の機会も増加します。」
 
世界銀行の新規SDR建債発行プログラムの発行額は20億SDR(28億米ドル相当)。本債券はSDR建て発行され、投資家のよる資金の払込みは中国元建てとなります。発行時期については、市場の状況により決定されます。

世界銀行 財務担当副総裁兼トレジャラーのアルンマ・オテは次のように述べています。
「中国資本市場の国際化に向けた新たな一歩として、中国国内資本市場において世界銀行が初のSDR建債の発行体として承認されたことに感謝しています。新たな市場を開き、世界各国の国内資本市場の発展に貢献することは、世界銀行の極めて重要な役割です。中国の投資家にとっては、世界銀行の開発途上国の持続的発展を目的とする様々なプロジェクトを、SDR建世銀債を通じて支援する素晴らしい機会にもなります。また、SDR負債ヘッジのニーズがある海外投資家からの需要もあるでしょう。」

英語版はこちら

 

世界銀行について
世界銀行(通称 IBRD:International Bank for Reconstruction and Development) は、1944年に設立が合意された国際開発金融機関で、現在189の加盟国が出資し運営しています。IBRDは加盟国への貸出・保証に加え、リスク管理サービスおよび分析・助言サービスも提供し、加盟国の公平で持続可能な経済成長と環境保全を両立しつつ、世界の貧困を削減することを目指しています。最終的な目標は、貧困を撲滅し世界中の人々の生活水準を改善することです。貸出資金を調達する(借入れる)ために、世界銀行は60年以上にわたり国際資本市場で債券を発行しています。

日本の投資家向け情報は、世界銀行財務局のウェブサイトをご覧ください.https://treasury.worldbank.org/ja/about/unit/treasury

コンタクト: Serene Jweied, +1 (202) 473-8764, sjweied@worldbankgroup.org

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