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Factsheet 2021年12月8日

IDAに関する10項目

国際開発協会(IDA)は、世界の最貧国における貧困削減を支援するため、経済成長促進、格差縮小、生活水準向上のためにグラント(無償資金)と低金利または無利子の融資(「クレジット」と呼ばれる)を提供している。以下に、IDAに関する10項目を挙げる。

1.     世界の最貧困層の3分の2にあたる5億人がIDAの支援する74カ国に暮らしている。こうした国々に対し、IDAは最大規模の開発援助資金を提供しており、教育や保健といった基礎的な社会サービスのための単独では最大のドナー基金である。

2.     IDAは最貧国が新型コロナウイルス感染症危機に対応できるように、迅速に支援を強化してきた。危機が始まって以降、IDAは人命を守り、雇用を維持し、包摂的な再建を支援するため、560億ドル以上の提供を誓約している

3.     IDAは、各国が新型コロナウイルス感染症危機から回復し、将来の感染症流行に備えるために、ワクチンの供給を支援し、保健システムの強化を支援している。ワクチン、保健専門家の研修、病院機器のためにIDA資金を受け取った国は70カ国近くに上る。

4.     IDAは、気候変動から特に大きな打撃を受けた国々を支援している。世界の最貧国による温室効果ガス排出は世界全体の10分の1にも満たないが、気候変動と自然災害から最も深刻な影響を受けている。2021年度だけで、IDAの気候変動対策資金の60%が適応と強靭性強化に充てられ、IDAの支援の下、62カ国が災害リスク軽減を優先的な取組みに位置付けている。

5.    IDAは、世界規模の食糧危機に対して、脆弱層の喫緊のニーズを支援し、気候、紛争、動物疾病や害虫、経済的ショックといった飢餓の長期的原因の解消を進めている。具体的には、より正確な気象データや干ばつに強い品種の導入により農家が作物収量を増加できるよう支援している。

6.    IDAのグラントと支援は、かつてないレベルに増加した公的債務を抱える国々を支援している。IDAは、各国が債務の透明性と財政の安定性を強化し、債務を管理して長期的開発のための資金を増やすことができるよう支援している。

7.     IDAは、紛争や危機後の状況など、他の機関には支援が難しい、または支援しないであろう課題や分野において各国を支援している。IDAはメディアで大きく取り上げられなくなった後も、ゆるぎないパートナーとしてその国に留まり、長期的成長と成果の持続を重視する。

8.     IDAによる支援は数百万人の生活の向上に貢献してきた。2021年までの10年間に、10億人近くが基礎的な保健サービスを受け、4億人の子どもが予防接種を受け、1億1,000万人以上が整備された水源へのアクセスを確保している。

9.     IDAは、各国が自らの開発資金の確保に向けて持続可能な軌道に乗れるよう支援している。IDAの設立以降、37のIDA支援対象国がIDAの支援を必要としなくなり、中国、チリ、インド、韓国、トルコなど多くの国々がIDAドナーとなっている。

10.  ドナーからの拠出1ドル当たりにつき最貧国支援のために3ドル以上の価値が生み出される。IDAに加盟する高・中所得国が、低所得国の開発目標達成のために資金を提供する。IDAはこうした拠出金を、自らが資本市場で調達する資金や融資の返済金と組み合わせて財源としている。このように大きな価値を生み出すことが、万人の利益のために、アフリカ諸国首脳がIDA増資への大規模な貢献を求めてきた一つの理由である。

 更新日: 12/08/2021


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