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世界銀行で働く:冨永二郎 独立評価グループ(IEG)総局長補佐官
2010年9月2日東京

世銀を取り巻く環境、世界銀行独立評価グループ(IEG)の役割と視点、求められる人材を紹介しました。

世界銀行東京事務所コーヒーアワー キャリアシリーズ第35回

2010年9月2日、東京 – 世界銀行情報センター(PIC東京)は、コーヒーアワーキャリアシリーズ「世界銀行で働く」第35回を開催し、スピーカーに冨永二郎・世界銀行独立評価グループ(IEG)総局長補佐官を迎えました。

冒頭、谷口和繁・世界銀行駐日特別代表から、世銀における日本人採用強化の取り組み、職員に求められる専門性について説明がありました。

冨永補佐官からは、世銀を取り巻く環境、IEGの役割と視点、求められる人材の紹介がありました。国際経済危機により世銀の支援額が過去3年大きく増加している(短期的危機)一方で、持続的な開発を見据えた戦略が必要であること(長期的課題)、環境やジェンダーなど開発において検討しなければならない項目に関する国際的枠組み、世界的状況を反映した開発プロジェクトのモニタリングと評価の必要性、独立した評価の必要性、評価に関わる要素の複雑性、評価に求められる質、これらを背景とした世銀の役割を概説しました。また、世銀職員に求められる資質としては、専門性と多様な人材、リーダーシップとチームワークを挙げました。

ご参加者からは、IEGの評価方法、評価のフォローアップ、冨永補佐官の入行後のキャリアパス、ひとつのポストにおける任期、本部と現地事務所の関係、世銀と国連機関の開発に対する取り組みの違い、二国間協力と多国間協力の違いといった質問が出されました。

スピーカー

冨永二郎
世界銀行独立評価グループ(IEG)総局長補佐官

1999年、ヤング・プロフェッショナル・プログラムで入行。情報通信技術(ICT)の活用を中心に公共サービスの効率化、司法改革、研究開発等に関する政策対話、融資事業、調査業務、グローバル・プログラムの運営等に従事。その他、アフリカ地域局において、農業・地方開発案件にも携わる。慶応義塾経済学部卒業。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスにて経済学修士取得。





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