世界銀行グループの多数国間投資保証機関(MIGA)は、投資家が途上国に投資を行う際の非商業リスク(収用、通貨の兌換停止・送金制限、戦争や内乱、契約不履行など)を保証することで、途上国に対する外国直接投資を促進しています。MIGAの客観的仲介機能と投資紛争解決に及ぼす影響力は、こうしたリスクに対する投資家の不安を減じ、投資プロジェクトに対する信頼を高める一助となっています。また、MIGAは途上国が外国投資を誘致・確保し、諸外国の企業に投資情報を提供することができるように、技術支援や各種の助言サービスも提供しています。
この度、世界銀行グループでは、ポール・バーバーMIGA上級リスク担当官の来日に当たり、日本企業の皆様を対象に、ベトナムとインドネシアの経済概況と両国の政治・経済リスクに焦点を当てたビジネスセミナーを開催しました。
スピーカー
ポール・バーバー
世界銀行グループ 多数国間投資保証機関(MIGA)
上級リスク管理担当官
フィジー政府の経済アドバイザー、英国国際開発庁(DFID)経済アドバイザーを経て、2005年国際金融公社(IFC)入社、エコノミストおよび戦略担当官として勤務した後、2009年から多数国間投資保証機関(MIGA)上級リスク管理担当官。英エジンバラ大学で農業経済学士号、オックスフォード大学で開発経済学修士号、イエール大学でMBA取得。CFA協会認定証券アナリスト。
https://blogs.worldbank.org/team/paul-barbour