BRIEF

南アジア地域

2014年11月6日

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概要

南アジア地域は、世界で最も急速に成長している地域です。インドの堅調な景気拡大と原油安が原動力となり、経済成長率は2014年の6.9%という高水準から2015年は更に加速して7.1%に達すると予測されています。

しかし、貧困率は依然として極めて高い水準にあります。同地域では、全世界の貧困人口の40%に相当する約3億9,900万人が1日1.25ドル未満で生活しており、2億人以上がスラムに住み、5億人が電気のない生活を送っています。また、多くの国で極端な社会的排除や深刻なインフラ・ギャップが存在し、域内の大国では格差が広がりつつあります。貧困と繁栄を掲げる国際目標の達成には、この地域の開発が鍵となります。

詳細は2015年度年次報告書(PDF)をご覧ください。


プロジェクトの成果

ネパール:最貧困層に保健サービスを提供
ネパールの保健セクターは過去数年間で著しく進歩しました。妊産婦死亡率は1996年の出生10万人当たり530人から2006年は281人に大きく低下しました。

インド:農家のニーズに合った保険市場をつくる
降雨に左右される農業において、リスクを緩和する作物保険プログラムを試験的に提供しています。

アフガニスタン:新しい灌漑システムが農業と生計を甦らせる
国民の大多数が農業で生計を立てています。灌漑システム再建支援により、60万以上の世帯に利益がもたらされました。

インド:電力需要に応える
深刻な電力不足に、国際復興開発銀行(IBRD)の資金と技術協力を得て、数千キロに及ぶ送電線が新たに敷かれました。

インド:農村幹線道
国際復興開発銀行(IBRD)の資金により、道路の改修・維持が進められた結果、地域経済、農業、生活が活性化されました。

インド:都市水道セクター
17万5000人以上の自宅に直接水道を引き、水汲みに時間を割かなければならなかった女性たちの負担を軽減しました。

スリランカ:紛争後地域における生活再建
30年に及ぶ内戦の結果、住民の多くが大きな被害を受けました。紛争被害者20万人以上に所得創出の機会を提供しています。

 

日本と世界銀行の協力

日本と世界銀行の対パキスタン協力
世銀は、国際協力機構(JICA)や日本社会開発基金(JSDF)を通じ、パキスタンへの協力事業を行っています。

 

参考情報

カントリー・スナップショット (英語)
南アジア8カ国毎のマクロ・セクター概況とプロジェクトの紹介です。毎年春・秋更新。

南アジア経済報告(英語)
南アジア地域全体のマクロ・セクター概況です。毎年春・秋更新。