BRIEF

東アジア・大洋州地域


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概要

東アジア・大洋州地域は2017年度に成長率が6.6%に上昇し、世界でもトップクラスの急成長地域となっています。世界的な景気の回復と堅調な内需が続いているおかげで、域内成長率は、2018年度こそ6.2%への減速が予測されるものの、今後も引き続き力強い成長が見込まれます。

2017年度に予想を上回る成長を遂げた中国は、2018年度はやや減速して6.5%になると予測されます。投資と民間消費の向上が見込まれるタイでは、2018年度は、より堅調な成長が期待されます。フィリピンとベトナムでは成長率が安定的に推移する一方、マレーシアでは軟調になる見通しです。東アジアの小国は全般的に好ましい見通しです。大洋州島嶼国の見通しはそれぞれに異なり、小国ではわずかな成長が見込まれるものの不安定で、フィジーとパプアニューギニアは減速の見通しです。予想以上のペースで進んでいる世界的な資金調達環境の逼迫化と保護貿易主義の高まりが、成長に対する2大リスクとなっています。

貧困は減少しているものの、域内人口の4分の1以上は今なお経済的に不安定であり、多くの国で格差が広がっています。また、急速な都市化とビジネス需要により大規模なインフラ投資が必要となっており、現在、域内では1億3千万人が電気のない生活を送り、6億人が十分な衛生設備を利用できず、ブロードバンドのインフラも接続性も立ち遅れています。一部の国では脆弱性と紛争も深刻化しつつあります。

詳細は2018年度年次報告書(PDF)をご覧ください。


プロジェクトの成果

モンゴルの農村の脆弱性軽減
モンゴル農村部に対するIDA支援は、176万人、50万以上の世帯に恩恵をもたらし、そのうち50%以上が女性でした。

中国:廃水処理と廃棄物処理場建設で揚子江の汚染を緩和
IDAの支援により、急成長中の重慶市に近代的な汚水・廃棄物処理施設が建設されました。

インドネシア:制度拡充を通じてよりよい成果を
世界銀行グループは、経済・社会両面で、様々なセクターを対象にインドネシアを支援しています。

 

参考情報

東アジア・大洋州地域経済報告(英語)
東アジア・大洋州地域全体のマクロ・セクター概況です。毎年春・秋更新