
概要
札幌市は北海道の道都であり、日本でも数少ない計画都市の一つです。明治時代に近代的な統治と開発を目的として、グリッド状に整備されました。広い道路や緑地帯、合理的な都市設計は他の都市と一線を画しています。1972年の冬季オリンピック開催を機に、公共交通や観光施設などへの大規模な投資が進み、これらは今も札幌の都市の特徴となっています。
現在、札幌市は人口減少や高齢化、都市の拡散といった課題に対応するため、持続可能な「コンパクトシティ」への転換を進めています。複数の拠点を活かした都市構造や、自然と調和したオープンスペースの整備、公共交通と連携した歩行者優先のまちづくりが進められています。
また、札幌市は北海道観光の玄関口としても重要な役割を担っており、スキーリゾートや温泉、季節のイベントなど、多彩な観光資源へのアクセス拠点となっています。こうした統合的な都市開発により、札幌市は持続可能で活力ある地域中核都市としての地位を確立しています。
札幌市は2025年にTDLCの都市パートナーシッププログラムのパートナー都市に参加しました。
主要な連携テーマ
- 都市計画とコンパクトシティ
- 観光と雇用創出
主な連携実績
- 2025年8月
国連ハビタットROAPラウンドテーブル「都市計画と質の高いインフラによる住みやすいまちづくり」にて市職員が、地下歩行者空間と公共広場に関する都市計画の経験を共有した。
*2025年9月現在
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