
概要
静岡市は、日本の中央部に位置する人口約67万人の都市で、豊かな自然、独特の食文化、そして歴史的に由緒ある街です。市内からは富士山をはじめとする山々や駿河湾の美しい海岸線を望むことができ、四季折々の風景を楽しむことができます。また、地元の食文化には、香り高いお茶、新鮮な魚介やわさびをつかった料理があり、人々を魅了しています。歴史的には、江戸時代を築いた徳川家康が晩年を過ごした駿府城もあり、都市の文化的価値を高めています。
静岡市は特に、洪水対策において重要な経験と知識を有しています。市の平野部を流れる巴川は、勾配が緩く流下能力が低いため豪雨などで洪水をおこしやすく、人々の多くが住む流域ではたびたび、甚大な浸水被害に見舞われていました。そのため、同市は河川管理者である県と連携し、長年にわたり放水路や遊水地の整備をすすめ、洪水被害の軽減を図ってきました。大谷川放水路や市民の憩いの場となっている麻機遊水地、市内中心部の駿府城公園の堀や小学校の校庭を利用した治水対策などは、県や民間セクター、市民などの協力のもとに実現されています。
静岡市は2025年6月に、TDLCの都市連携プログラムに参加しました。中規模都市における都市開発や自治体財政の取り組みなどは世界銀行の融資国にとって大いに参考になると期待されています。
主要な連携テーマ
- 都市洪水管理
主な連携実績
- 2025年3月
TDLCと静岡市は「都市洪水管理」に関する都市開発実務者向け対話型研修(TDD)を共催した。
*2025年9月現在
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