Event Recording

世界銀行 債務透明性に関する新報告書 発表セミナー

パブロ・サアベドラ世界銀行繁栄担当副総裁およびマニュエラ・フランシスコ世界銀行経済政策担当グローバルディレクターが来日し、新報告書を発表するセミナーを明治大学公共政策大学院ガバナンス研究科との共催で、ハイブリッド形式で開催しました。

共催:世界銀行、明治大学公共政策大学院ガバナンス研究科

世界銀行は2021年、報告書「途上国の債務透明性」(Debt Transparency in Developing Economies)を発表しました。この度、同報告書の最新版として新報告書「徹底した債務の透明性」(Radical Debt Transparency)を発表しました。

新報告書では、近年の大幅な改善にもかかわらず、多くの途上国で依然として債務透明性の重大な欠陥が蔓延していると指摘しています。世界的な資金調達環境の逼迫に伴い、多くの政府は、担保付き融資、私募債、中央銀行スワップといった予算外かつますます複雑な債務手段に頼るようになり、新たな隠れ債務の発生リスクが高まっています。近年の経験からもわかるように、法制度の不備、制度の断片化、監督体制の弱さが、債務報告の課題の一因となっています。債務再編プロセスの透明性も依然として不均等です。

新報告書は、債務の持続可能性にとって債務透明性が不可欠であるとして、抜本的な改革を求め、法改正、非標準的な債務への監督強化、融資レベルの報告範囲の拡大、自動化および調整ツールの活用拡大を強く求めています。

この度、パブロ・サアベドラ世界銀行繁栄担当副総裁およびマニュエラ・フランシスコ世界銀行経済政策担当グローバルディレクターが来日し、新報告書を発表するセミナーを明治大学公共政策大学院ガバナンス研究科との共催で、ハイブリッド形式で開催しました。

 

プログラム

挨拶

松浦正浩
明治大学 公共政策大学院 ガバナンス研究科 専攻主任/専任教授  

対談

パブロ・サアベドラ
世界銀行 繁栄担当 副総裁 

 津田尊弘
財務省 国際局 開発機関課長

パネル討論

マニュエラ・フランシスコ
世界銀行 経済政策担当グローバルディレクター

津田尊弘
財務省 国際局 開発機関課長

バンバン•ブロジョネゴロ
アジア開発銀行研究所(ADBI)所長兼CEO

笹岡雄一
明治大学 公共政策大学院 ガバナンス研究科 専任教授

モデレーター:宮本弘曉
財務省財務総合政策研究所 総括主任研究官 / 一橋大学経済研究所教授 (on leave)

関連項目

報告書「徹底した債務の透明性」(英語、PDF)

イベント詳細

日時
2025年6月20日(金)午前11時~午後0時30分(日本時間)

開催形式
ハイブリッド(会場での対面参加またはWebexでのオンライン参加)

会場(会場参加の場合)
明治大学 駿河台キャンパス グローバルフロント1階 グローバルホール
アクセス

言語
英語・日本語(同時通訳付)

お問合せ
世界銀行東京事務所・大森
komori@worldbankgroup.org