イタリア出身。世界銀行のインフラストラクチャー担当副総裁を統括。途上国や新興国における効果的なインフラストラクチャー構築のためのグローバルな枠組みをリードし、気候変動行動計画など世界銀行グループの戦略的な優先課題を支援。エネルギーや交通分野、デジタル開発、再生可能エネルギーや低炭素交通へのアクセス、官民パートナーシップによるコミュニティへの質の高いインフラサービスの提供など、世界銀行の重要な業務を統括。 インフラは世界銀行のポートフォリオの中で約750億ドルを占める。
就任以前はアフリカのインフラストラクチャー担当地域ディレクターとして48カ国を担当し、国際金融公社(IFC)や多数間投資保証機関(MIGA)と協力して民間資本を動員するための条件を整備し、世界銀行で大型インフラプログラムの監督と戦略的方針を策定。2016年11月にエネルギー・採掘産業グローバルプラクティスのシニアディレクターとして世界銀行グループに入行、専門チームを率いて世界のエネルギー・資源開発産業における政策や融資を実行。2019年7月、グローバル・ディレクターとしての役割に加え、アフリカのインフラストラクチャー担当地域ディレクターに就任。
公共部門と民間部門の両方における幅広いリーダーシップの経験と理解を通じて、クライアント国への優良なサービスを実績とする。自身のキャリアを通じて、法律や規制の枠組み、技術革新、法人部門、プロジェクトファイナンスなど、さまざまなインフラ分野で勤務。Istituto Mobiliare Italianoでキャリアを始め、インドスエズ銀行とN・M・ロスチャイルド&サンズに勤務。世界銀行グループ入行前は、欧州復興開発銀行でエネルギーと採掘産業を担当する専務理事を務める。
OMVペトロム、インター統一電力、イベルドローラ・リニューアブルズ・ポーランド、ウクライナ国際航空など、エネルギー・資源関連企業や運輸企業の取締役候補者または独立役員を務める他、世界銀行を代表して多くの国際フォーラムに出席。IESEビジネススクール(イエセ)でMBAを取得し、ハーバード大学ケネディスクール、インペリアルカレッジ大学院で研究を行った。