

先進的な都市機能やインフラは快適で安全な都市にづくり欠かせませんが、そこに暮らす人々の健康と幸福があってこそ、リバブル(住みやすい)な都市が実現します。昨今幅広く使われるようになったウェルビーイングは、都市にとっても重要な要素です。
一般社団法人スマートシティ・インスティテュート(SCI-Japan)は、住民のウェルビーイング向上を目標としたスマートシティ・まちづくりを推進しており、独自開発した「地域幸福度(Well-being指標)」の提供・活用をはじめ、自治体や企業に向けて広く知見共有や政策提言を行なっています。
2025年7月15日、SCI-Japanが主催し、日本経済新聞社が共催するSCI-Japan特別フォーラム「Well-Being指標が結ぶデジタル公共財の横展開と地方創生2.0~地域DX/GX/AXの推進によるWell-Being 社会の実現に向けて~」が行われ、世界銀行東京開発ラーニングセンター(TDLC)の三木はる香がパネルディスカッションに登壇しました。

TDLCは「持続的な幸せを目指すウェルビーイングなまちづくりとは」をテーマとしたセッションに登壇し、鈴木康友静岡県知事によるウェルビーイングを重視した県政のプレゼンテーションを受け、SCI-Japanの南雲岳彦代表理事とともに意見交換しました。セッションの中で三木は、世界銀行の都市開発プロジェクトにおける都市の構成要素と、ウェルビーイングなまちづくりの構成要素は類似していると指摘し、「ウェルビーイングな都市=(イコール)リバブルな都市」であると強調しました。
