世界銀行の日本開発政策・人材育成基金(PHRD: Policy and Human Resources Development Fund)は、日本政府と世界銀行のパートナーシップの下に共同で設置された基金です。途上国への資金協力の効果を高めるためには、途上国の人材育成、適切な政策の立案・実施等が不可欠であるとの認識に基づき、1990年7月に設立されました。PHRDグラントは、プロジェクトの準備段階での質の強化を図り、気候変動や災害リスク管理などの取り組みを支援する他、数千人の開発専門家のトレーニングの実施、データや教訓の世界各地への発信などを後押ししてきました。本シリーズでは、PHRDグラントが支援した様々な取り組みをご紹介します。
本セミナーでは、PHRDグラント供出による「東京防災ハブ」が支援する様々な活動のうち、「インド・ダム復旧・改修プロジェクト:災害レジリアンス強化によるダムの安全な操業」プロジェクト(India Dam Rehabilitation and Improvement Project: Enhancing Dam Safety Operations through Disaster Resilience Practices)をご紹介しました。
プログラム
モデレーター
ダーク・レニールマン
世界銀行 信託基金・パートナーシップ担当局長
スピーカー
ジャレッド・メルカダンテ
世界銀行 東京防災ハブ 防災専門官
当日の資料:Japan World Bank Program for Mainstreaming Disaster Risk Management in Developing Countries (PDF)
松本淳
世界銀行 水グローバルプラクティス 上級水資源管理専門官
当日の資料:Dam Rehabilitation and Improvement Project (PDF)
関連セミナー
2020年1月9日(木)午前10時~午後12時
世界銀行PHRDセミナー「質の高いインフラストラクチャ―投資推進のための戦略:世界銀行の戦略への反映」
2020年1月9日(木)午後4時~午後6時15分
世界銀行PHRDセミナー「知識とキャパシティ開発をレバレッジする:ユニバーサルヘルスカバレッジ(UHC)とパンデミック対策」
2020年1月10日(金)午後6時~午後8時30分
世界銀行PHRDセミナー「西アフリカ農業生産性向上プログラム」