

2025年7月4日、世界銀行東京開発ラーニングセンター(TDLC)は、インド住宅・都市開発省(MoHUA)から、Dタラ 副次官およびサティンダー・パル・シン 副次官が率いる高官代表団を迎えました。今回の代表団の訪問は、都市開発における知見と能力構築への、インドの高い関心を示しています。
訪問で代表団は、グローバルな都市のナレッジハブとして培ってきたTDLCの知見と取り組みについて学びました。TDLCは20年以上にわたり、日本や世界における実践から都市の教訓を学び、途上国の現実的な課題に応用してきました。都市開発実務者向け対話型研修(テクニカル・ディープダイブ:TDD)、技術協力、都市連携プログラム(CPP)を組み合わせた統合モデルは、100カ国以上で470件を超える世界銀行プロジェクトに知見を提供し、融資や政策設計において具体的な成果を生み出しています。
この意見交換ではTDLCの知見共有アプローチを支える仕組みを中心に、ガバナンス体制、ピアラーニング(相互学習)、関連性と質を維持しつつ規模を拡大する方法などが議論されました。MoHUAの計画は、政府の職員向けの学習を主としている点で性質は異なるものの、今回の訪問では、それでも今回の訪問は、TDLCのモデルが一つの参考となり得ることを改めて示すものとなりました。
今回のMoHUAの訪問は、都市開発における知見共有のグローバルモデルとしてのTDLCの認知向上を確認する機会となりました。こうした代表団との交流は今後、他国が独自の知見共有プラットフォームを構築する際の支援など、TDLCが検討している第5フェーズのプログラムに、新たな方向性を示しているとも言えるでしょう。