ヘルスワークス・リーダー連合は、世界各国でより強固で持続可能な保健システムを構築するという喫緊の課題に応えるために設立されたハイレベルのプラットフォームです。この連合は、プライマリ・ケア、保健財政、規制、人材育成といった分野における改革を加速させることを目的としています。
アジェイ・バンガ世界銀行グループ総裁と、テドロス・アダノム・ゲブレイェソス世界保健機関(WHO)事務局長が共同議長を務め、政府、民間セクター、慈善団体、市民社会の世界および国内のリーダーたちを結集し、政治的意思を喚起し、連携した行動をとることで、より良い保健成果と経済成長の実現を目指しています。
この連合の主な目的は、保健分野への投資意欲を高め、カントリー・コンパクト(国別協定)の策定および資金調達を通じて各国主導の改革を支援し、関係者間の知識共有と協調を促進することです。また、2025年を対象期間として日本政府、世界銀行、WHOが共催するユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)ハイレベル・フォーラム2025に向けて、2025年までの期間限定の重点プラットフォームとして機能し、フォーラムに向けた機運を高めていきます。
メンバーは、自らが模範を示し、保健分野へのさらなる投資を提唱し、UHCフォーラムに向けた主要なイニシアチブに助言を行うことを約束しています。
連合は、次の3つのアクションを通じて変革を後押しします。
- 行動する:資金や改革を通じて貢献する
- 提唱する:国内外で理解と支持を広げ、健康への投資を後押しする
- 助言する:協働の方向性や優先課題について助言する
世界銀行グループは、この連合の事務局として、メンバーの取組みを調整し、技術支援を行います。
なお、この連合は資金メカニズムではなく、世界規模で保健改革を推進するための大胆で高いインパクトを持つ行動を促す協調的な枠組みです。