Statement2026年3月26日

中東情勢の緊迫化に関する世界銀行グループの声明

中東情勢の緊迫化により一次産品の価格と物流が影響を受け始める中、世界銀行グループの支援対象である多くの新興国が支援を要請している。我々は各国政府、民間セクター、地域のパートナー、その他の関係者と協力し、この新たな課題への対応を支援している。

現在、世界市場の動向を綿密に監視しており、最も深刻な影響を受ける支援対象国と直接に連絡を取り、現地での状況把握に努めている。輸送ルートの混乱によりコストが上昇し、供給リスクはエネルギーにとどまらず、肥料をはじめとする重要な農業用投入資材へと広がりつつある。原油価格は2月から3月にかけて約40%上昇し、アジア向けの液化天然ガス輸送価格は約3分の2上昇し、窒素肥料の価格は3月にほぼ50%上昇した。

世界銀行グループは、支援対象国が今回の危機を乗り越えられるよう迅速に対応を進めている。緊急財政支援に、政策的専門知識と民間部門への支援を組み合わせ、雇用回復と成長のための大規模な対応に乗り出す準備が整っている。利用できるあらゆる手段を活用して、政府、企業、家計を支援していく。現在進行中のポートフォリオ、危機対応ツールキット、既存の融資制度を活用し、緊急支援を提供することを目指す。その後、復興のための確実な政策に基づいた迅速な支出手段へと段階的に移行していく。また、民間部門を支援するグループ機関を通じて、必要な流動資産、貿易資金、運転資金を企業に提供していく。

状況は明らかに変化を続けているため、影響の全体像を見通すことはできない。多くの人が指摘する通り、この状況が長引き、重要インフラへの損害が大きくなればなるほど、支援対象国にとっての厳しさは増す。それでも我々は、各国が積み重ねてきた経済成長の成果を守るため、できる限りの支援をする決意である。

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