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Statement2023年3月15日

デイビッド・マルパス世界銀行グループ総裁によるスピーチ-広島での東京開発ラーニングセンター(TDLC)「国際シンポジウム~復興と成長へ」にて

ご列席の皆様、オンライン視聴の皆様、

本日は、世界銀行(TDLC:東京開発ラーニングセンター)・広島市主催「国際シンポジウム~復興と成長へ」にご参加頂き、有難うございます。最初に、冒頭ご挨拶を賜りました岸田総理に対し、厚く御礼を申し上げます。また、この場を借りて、財務省の政務の皆様、広島県知事、広島市長に御礼申し上げます。

本日、広島にお邪魔できないことは残念ですが、5月のG7サミットの際には、広島を訪問できることを楽しみにしています。

今日、世界の都市は、様々な課題に直面しています。こうした中、本日、このシンポジウムを開催できることは、誠に時宜にかなったものです。世界の経済活動の8割は、都市において行われています。また、世界の人口の半分以上は、都市に集中しています。この結果、都市に住む人々は、パンデミック、紛争、気候変動など、様々な危機の最前線に立たされることとなりました。

ロシアによるウクライナ侵攻等により、世界各地で脆弱性が高まっています。また、平和・安定への脅威が増大し、世界中で大きな影響が生じています。

世界銀行によるウクライナ支援は205億ドル(約2.8兆円)に達し、このうち190億ドル(約2.6兆円)は実行済です。世界銀行によるウクライナ支援は、日本を始めとするパートナー各国のサポートにより、実行可能となりました。

平和・繁栄に向けた取り組みを進めるに当たり、ウクライナ自身が復興に向けた準備を始めることは極めて重要です。甚大な被害の中から立ち直った歴史を有する広島こそ、本日の議論を行うのに相応しい場所はないものと考えます。

最後にはなりますが、日本政府には、紛争後の復興、貧困の削減、繁栄の共有、持続可能な開発の実現に向け、世界銀行グループと緊密な関係を築いて頂いていることに対し、厚く御礼を申し上げる次第です。

本日のシンポジウムにおいて、有意義な議論が行われることを期待してやみません。

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