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プレスリリース2022年12月1日

大樹生命がサステナブル・ディベロップメント・ボンドに投資 ~生物多様性の保全の取組みに賛同~

東京 2022年12月1日―世界銀行(正式名称:国際復興開発銀行:IBRD、ムーディーズ: Aaa、スタンダード&プアーズ: AAA)は、開発途上国の生物多様性と生態系サービスの持続可能な管理及び自然環境保護を統合した開発を支援する世界銀行の戦略、プロジェクト、プログラムについて投資家との対話を続けており、この一環としてこの度、生物多様性の重要性を啓発する総額5,000万豪州ドルのサステナブル・デベロップメント・ボンド(償還期間15年)を発行しました。本債券の全額を大樹生命保険株式会社が購入し、 主幹事にはTDセキュリティーズが指名されました。

世界銀行のサステナブル・ディベロップメント・ボンドの資金は、生物多様性の保全や自然を基盤とした解決策の推進等を含むあらゆる分野の持続可能な開発プロジェクトやプログラムへの融資を支えています。世界銀行は2030年までに「極度の貧困を撲滅」し、「繁栄の共有の促進」を持続可能な形で実現することを使命としており、この2つの目標は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」とも連携しています。

生物多様性は、持続可能な開発、気候変動への対応力、そして人々が心身ともに健やかな生活を送るためには極めて重要です。生態系機能や経済的な生産性を維持するための「自然資本」は、動物、植物、海洋等の生物の多様性によって構成されています。世界のGDPの半分は、生物多様性及び淡水、森林、二酸化炭素の貯留や隔離、観光業を支える自然景観、土壌の形成などの生態系サービスからの恩恵を受けていますが、過去50年間で自然資本が急激に減少し、少なくとも100万種の生物が絶滅の危機に瀕しています。2030年までにこの生物多様性と生態系サービスの損失を回復させるためには年間7,000億米ドルが必要だと推定されています

自然資本に最大規模の資金を供与する国際機関の一つである世界銀行は、民間資本や成果報酬型ファイナンス等を動員し、世界中で様々な解決策に取り組んでいます。世界銀行の生態系経済統合モデルは、自然損失に伴う開発リスクを明らかにするもので、世界銀行の国連生物多様性条約会議(COP15)への貢献の一環として効果的な政策対応の特定に役立っています。

本債券は、世界銀行サステナブル・ディベロップメント・ボンドフレームワークに沿って発行されています。

世界銀行(正式名称:国際復興開発銀行)について
世界銀行(国際復興開発銀行、通称IBRD: International Bank for Reconstruction and Development)は、1944年に設立が合意された国際開発金融機関で、現在189の加盟国が出資し運営しています。極度の貧困の撲滅と繁栄の共有促進という目標の達成と持続可能な開発目標(SDGs)を支援するために、IBRDは中所得国及び信用力のある低所得国に対し、融資・保証、リスク管理サービスに加え、開発に関わる様々な分野の専門的な分析・助言サービスを提供しています。また、地域及び世界規模の開発課題への取組みを主導する役割も果たしています。世界銀行は持続可能な開発プロジェクト及びプログラムへの融資資金を調達するために、70年以上にわたり国際資本市場で債券(世銀債)を発行しています。詳しくは世界銀行財務局ウェブサイトをご覧ください。

世銀債は、開発プロジェクトやプログラムへの融資を通じて持続可能な開発目標(SDGs)の達成を促進しています。すべての世銀債はIBRD の支援対象となる加盟国で展開する環境と社会の両方に配慮した持続可能な開発プロジェクトやプログラムへの融資を支えており、国際資本市場協会(ICMA)によるサステナビリティボンド・ガイドラインと整合しています。詳しくは世界銀行サステナブル・ディベロップメント・ボンドフレームワークに掲載されています。世界銀行は、グリーンボンドおよびソーシャルボンド原則の執行委員会のメンバーでもあります。世界銀行は、持続可能な開発において民間セクターの資金の重要性を促進するために投資家との戦略的パートナーシップを構築することを資本市場における重要な優先事項としています。世界銀行インパクトレポートは、世界銀行の開発支援活動がどのように持続可能な開発目標(SDGs)に寄与し、特定の開発課題に対してどのように投資家と関わりながら人々の認識を高めているのかについて説明しています。

ディスクレーマー
本世銀債の発行により調達した資金は、特定のプロジェクトやプログラムへの融資に直接割り当てられることはありません。世銀債の元利金の支払いは、世界銀行の信用力に基づき行われるため、投資家は個々の融資プロジェクトやプログラムのリスクを負う事はありません。

本プレスリリースは、世界銀行債券の購入の勧誘もしくは販売を目的とするものではありません。世界銀行債券の販売は、販売を担当する金融機関より交付される販売説明書等に基づき行われます。世界銀行債券の購入の勧誘は、単独または複数の国の法律に準拠して行われており、関係する全ての法律が遵守されない場合は、購入の勧誘もしくは販売を行うことはできません。本プレスリリースで掲載される世界銀行グリーンボンドフレームワーク・世界銀行インパクトレポート・その他の情報は、公式な勧誘資料とは独立したものです。 

 

お問い合せ

世界銀行財務局
東京
柳 美佐
世界銀行東京事務所
メディア
開 裕香子

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