世界銀行グループは、新興国及び開発途上国(EMDEs)における長期的かつ質の高いインフラ整備への支援を強化しています。世界銀行グループのインフラ開発における戦略は、世界銀行が取り組む融資案件における質重視の調達手続きの強化と、官民連携(PPP)を含む民間セクターによる長期的なインフラ投資・参画機会の拡大を基盤としています。世界銀行グループの「質の高いインフラ投資(QII)パートナーシップ」及び「グローバル・インフラストラクチャー・ファシリティ(GIF)」は、本戦略において重要な役割を担っており、EMDE各国政府向けの開発支援において、インフラの質的基準を重視した調達基準を推進することで、持続可能なインフラ開発を支援しています。
今回のセミナーは、日本企業の皆様を対象に、変化する国際的な調達・投資環境への理解を深めていただくとともに、世界銀行グループが支援する公的および民間案件(PPP案件)における民間企業の皆様との効果的な連携強化を図ることを目的としています。具体的には、以下の内容を予定しています。
- 世界銀行グループの質を重視した調達制度(Rated Criteria及びPerformance-basedフレームワークの導入を含む)の紹介、並びに非価格要素の評価・加点方法の明確化
- 民間投資案件に係る世界銀行グループの戦略、及び質の高いPPP案件開発の説明
- 質の高い調達及びPerformance-based調達からの成果を統合した世銀融資プロジェクトの教訓及び事例の共有
- 世界銀行グループが支援する新規案件における日本企業向けの機会に関する情報の提供(モンゴルの風力発電IPP案件)
主要メッセージ
- 質の重視:世界銀行グループの調達は、最低価格のみならず、技術的優位性、ライフサイクル全体での性能、リスク管理を重視する。
- 民間投資のニーズ:PPP等の民間投資は、強靭かつ持続可能なインフラを大規模に実現するための中核的手段であり、EMDEsにおける日本企業参画のニーズは極めて高い。
- 日本の強みとの整合性:高度な技術力・維持管理能力、技術的イノベーションにより、日本企業はEMDEsにおける質の高いインフラ整備を主導することが期待されている。
登壇者
野元隆章
財務省国際局 開発機関課長
ルドー・リンダ・ムニェンゲテルワ
世界銀行グループ インフラPPP・アドバイザリー局長
ジェーン・ジェイミソン
世界銀行QIIプログラムマネージャー
ショバナ・ベンカタラマン
国際金融公社(IFC) チーフインべストメント・オフィサー
ダグラス・フレーザー
世界銀行首席調達専門官(オンライン参加を調整中)
大森功一
世界銀行東京事務所上級対外関係担当官
柳生陽平
世界銀行GIF インフラ専門官